2020/06/09 Baja Bluet

世界中で大変な騒ぎとなった新型コロナウィルス。
国内では自粛、stay home が常識となった2ヶ月余り、ライブホールは閉まり、
出かけるのはご近所の散歩という閉ざされた日々でありました。

6月、生活様式は withコロナ。扉は開き始め、ライブホールは再び動き始めました。
もうちょっと自粛しても... なんて気分ではありましたが、
親しい musician が動き出すと、ならば私も... と、やっぱり動き出したくなりますね。
そんなこんなで、昨夜、久しぶりに出かけました。

自粛明けライブはこんなメンバー。
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鈴木さんのレギュラー・トリオとゲストの末元紀子さん。

トリオはマスク姿で登場でした。
客席は間隔ひろめで、飲み物あるからマスクは要らない... で、ゆったりできました。

トリオの演奏で始まりました。
自粛の期間、ウチでその手の音楽を聴く気分になれず、ほんと久しぶりの jazz.
タイトルは後で訊くまで思い出せなかった In a Mellotone.
さすがのレギュラー・トリオ。出だしから確かなリズムと洒落たアドリブで
長かった空白をいっきに埋めてくれました。

歌は On the Street Where You Live で始まりました。
初めて聴くお声はメリハリ効いて、とってもいい感じ。

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結構近いところに立ってらっしゃるんですが、
長身で、横から見る姿 カッコ良かったです。

自粛明けで愛溢れる歌が続くんですが、Moon River.

Polka Dots and Moonbeams.
これ、ライブで歌で聴かせてもらうのは初めて。
歌が実に良くて、ピアノとベースの優しいバックメロディがまた最高。
いいもの聴かせて頂きました。

雰囲気変えて、The Shadow of Your Smile, Summertime で前半は終わりました。

休憩時間は初めましての末元さんにご挨拶。
トリオの塩入さんとの繋がりでゲスト登場となったわけですが、
ならば、もうちょっと前からお会いできてたのに... なんて思ったり...

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後半のトリオ演奏は I'll Take Romance.
なんか他の曲が混じっていたような気もしますねぇ。

後は末元さん加わって、Our Love Is Here to Stay.
今回の自粛生活にぴったりの歌だったかも知れません。
スイングしてたし、これもメリハリありましたね。

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お馴染みの My Funny Valentine.
でも、ライブで聴いて、これはいい! と感じたのは久しぶり。
情感溢れる歌とドラマチックなトリオの伴奏でした。

ラテンチックなピアノで始まったのは Tea for Two.
歌もリズムも軽快でした。

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My Romance.
知らなかったことですが、5月の歌なんだそうです。
いい思い出皆無で過ぎ去った今年の5月ですが、
後になったらあれこれ思い出すことでありましょう。

ラストはジャズっぽく It Don't Mean a Thing If It Ain't Got That Swing.
アップテンポもいい感じで、トリオのプレイも冴えてました。

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アンコールありました、Smile.
ライブで人集まる機会があって、いい音楽聴いて、話が始まって、
みんなスマイルになれる。
ジャズに限った話ではなく、音楽があって、好む人が集まって、繋がりが生まれる。
ライブの再開を待ち望んでいたから、ホールのみんなが同じ想いを抱いたのでは
ないでしょか。

記念写真でおしまいです。

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with コロナ なので安心はまだ先の話。
でも、ある程度警戒して、またいろいろ出かけたいものです。


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2020/03/29 Baja Bluet

朝からいい天気で、ご近所の桜は間もなく満開。

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それでも夜はひえますね~ コート着て、空いたバスで出かけました。
早めに着いたら1番客で、リハの途中でしたが歓迎してもらいました。

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定刻に幕開けで、Up Jumped Spring.
桜の季節にほんとピッタリで、プレイも生き生きしてます。

If I Should Lose You.
直美さん、何気に難曲と仰るのだが、スローバラッドで始まって、
後は軽快にスイングする快演でありました。

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珍しい曲は Golden Flamingo - Benny Green -
スローなブルース調で、フラミンゴが普通に歩く調子ではない。
ベースソロ辺りからテンポ生まれて、逆光の中をうごめく 光とシルエット...
そんな景色が垣間見えた名曲でした。
YouTubeで、あなたにお勧めの曲 だったとのことです。

冬にお会いした時にいくつかリクエストしたんですが、さて何だったか
実はあまり覚えていない。
ひとつめは On Stage - Rudy Stevenson - でした。
正しくこのトリオで聴いてみたい1曲でした。
まぁもくろんだとおり 軽快なドラムスから始まり、気持ちのいいテンポで
ひたすら明るいプレイがエンディングまで続きました。
メンバーの創造力も随所に光ってました。

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後半は、ゆっくりテンポのイントロで、何処か聴き覚えのあるメロディで始まりました。
ワルツアレンジの Michelle - Lennon-McCartney - でした。
ドラムスの長めソロがこの曲で入り、スローなのに絶品でした。

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My リクエストの二つ目は Once in a While.
記憶の中で、C. Brown, L. Minnelli, T. Dorsey の名演がありまして、
もっと世に知らしめたい... なんて気分でお願いした1曲です。
まぁ普通にスローで始まりました。歌が聞こえてきそうなロマンチックな音です。
中ほどからラテンアレンジで賑やかに。これもなかなか良かったです。

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春もの もう1曲は Spring Is Here.
スローで始まって、いつの間にかミディアムンポでスイングして、
また知らないうちにスローに戻っている。
アルコソロもたっぷり聴けたし、丁寧な音作りでした。

ラストは始めからアップテンポの Speak Low.
賑やかで、これもトリオのテーマ曲みたい... そんな感じでありました。

客席空いてましたが、アンコールありました。
Over the Rainbow.
大変な世の中ですが、素晴らしい明日がきっとある...
そんな願いと希望を共有したひとときでした。

記念写真、まず試し撮りから。
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ふつうの一枚
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フラッシュなしでもう一枚
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お疲れ様でした。

来る4月, 5月はどうなるんだろうと不安なだけに、いいもの聴いて、耳に脳吏に
いい音貯めておきたい...
そんな想いまで持ちつつのライブでありましたが、期待に応えてくれた素晴らしい
メンバーさんでありました。


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2020/03/26 JK Cafe

桜が開花して5, 6日たつでしょうか、もうすっかり春です。
しかし、流行りの病で自粛ムード。しかもライブハウスが危険視されて大変な日々です。
そんな中でも、出かけてみたい夜 ありますね~

笑顔で迎えてくれたのはこのお二人とマスター。
案の定空いてましたが、何時にも増してアットホームな雰囲気でありました。

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いつものように instrumental で始まりました。
On Green Dolphin Street.
元は '47のハリウッド映画『大地は怒る』なんだとか。
ジャズではクールなプレイが耳に残ってますが、お二人の表現も結構クールでしたね。

歌は Dindi.
緩~く まったりした時間の始まりです。

テンポ変えて Don't Get Around Much Any More.
直訳したら「そんなに動き回らないで!」
何なんだか判らないが、明るい歌、もちろん映えます。

鷲尾さんが持ってきた instrumental は I Thought about You.
乃里子さんの選曲より概ね昔のメロディで、いい流れになります。
ギターで聴くのは初めてでした。

歌うのは久しぶりと仰るのは This Masquerade.
" ... この仮面舞踏会から抜け出せない ... "
歌もギターも 倦怠感漂ってました。

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後半は春もの Up Jumped Spring で始まりました。
ワルツだから身体揺れて、気持ちいいです。
歌も聴いてみたいな~ なんて思いましたが...

歌の再開は Skylark.
舞うように空を上がっていく姿、感じ取れました。

Joy Spring, このお馴染みの曲は歌で聴けました。
歌詞いっぱいで、難しそうなんですが、難なくさらっと。
因みに、歌付きは Sing Joy Spring と題されてるのもありますね。

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雰囲気変えて instrumental は Alone Together.
鷲尾さん、選曲のワケはマイナーな曲だから... ?

ラストは My Romance.
まっ、これで先ほどのマイナーが短調と理解できるのであります。
それはともかく、このご時世、love song で終わるのもグッドでした。

木に包まれたホールで緩めの Jazz & Vocal, 今回も堪能しました。


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2020/02/28 Baja Bluet

一週間ぶりの Baja Bluet ですが、ここ数日 コロナ・ウィルス対策でイベント中止の
ニュースが多く、いろいろ気にしながら出かける... なんてことになってます。
花見小路は案の定人影少なく、お店もまぁ同じ状況でした。

ライブは ドラムス 西本諭史さんリーダーのピアノトリオ。
昨夏のイベントで遠目に見ましたが、
今回は近くから... ということで楽しみにしておりました。

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ベース, ピアノはMYM等でお馴染みのお二人。

That Old Feeling で始まりました。
イントロから よく聴いたアレンジで 何だったか? 思い出せない。
後で訊きました。3 Blind Mice だったんですね~
Piano Trio として、誠にオーソドックスなプレイで、来て良かった~と
はじめから そう思いました。

Recorda Me, サックスがぐいぐい迫って来るという曲なんですが、
笹井さんがピアノでそれをやっている。
もちろん、ドラムス, ベースが強コントラストなリズム刻んでるから
いい迫力生むんでしょう。

初めて聴くバラッドは Ballad Of The Sad Young Men - J. Wolf Jr.-
シンプルなメロディであるが故にトリオの自由なプレイに繋がるんですが、
これも良かったです。

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この店では初めて見るこの配置。私はカウンター席から眺めました。

ちょっと気だるく、長~い曲は Lazy Afternoon.
中ほどから混沌としてくるのですが、テーマに戻る時の潔さ等々、聴きどころ
満載のいいアレンジでした。

前半のラストは You Make Me Feel So Young.
軽い歌ものはこれが初めてでしたね。
しかし、ライブで聴くのは珍しく、歌ってみたくなりますね~

休憩時にお話できましたが、ライブのテーマは モーダルなサウンド造り。
コードに縛られない自由な音... みたいな話ですが、
ピアノ, ベースともメロディの自由さ感じられたし、それ引き出しているのは
ドラムスの巧みなリズムコントロールかと。

後半は Serenity - J. Henderson - で再開しました。

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アップテンポの曲はやっぱり面白いです。
ズーミングすると手指までよく見えるから、試しに撮ってみました。

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Full House - Wes Montgomery -
選曲がいつも聴いてるのと違い、どこかユニークなのが面白いです。

かと思えば 'Round about Midnight, こんなのも出てきました。
はじめ重々しく、しだいにスイングしてくる...
これもオーソドックスと言えますが、ジャズ聴いてるという実感ありますね。

後半も歌もの一曲、Come Rain or Come Shine.
3人とも歌うが如く軽快でありました。
MCでこの歌の季節の話がありまして、歌詞読んでみました。
「降っても晴れても」はどんな時でもって感じで、季節感はありませんね。

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So Tender - K. Jarrett -
Keith は殆ど知らないのですが、ライブではいい曲に出会います。
この曲も好みのアップテンポで、
強いて言えば長めのドラム・ソロ聴いてみたかったです。

ラストは I Mean You.
Monk にしようと言ったのは誰ですかね~
やっぱり楽しい音に仕上がってました。

アンコールは St. Thomas. 気持ちいいリズムに乗せて終演となりました。

おしまいに記念写真。

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ライブの音どおりの爽やかな笑顔です。

フライヤに FF trio とユニット名が揚がってますが、
なぜか金曜日が多いそうで、Forth Friday Trio になったとのこと。
とりあえず、金曜日は要チェックです。


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2020/02/23 京都市国際交流会館

祝日の日曜日、友人の参加する弦楽合奏団 アンサンブル コモード の演奏会に
行ってきました。
国際交流会館は蹴上駅の近くで、辺りは人多いかな~ と予想されるのですが、
空前の流行り病で ひっそりしてました。

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早めに着いてホールに入り、座席は前から2列目のいい席です。

一番下にプログラム置いてますが、定刻に代表者の挨拶、そして開演しました。

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シューマン: 弦楽四重奏 第一番 第一楽章です。

たぶん初めて聴く曲です。
旋律は第1バイオリン→第2バイオリン→ビオラ→チェロへと受け渡される...
とある資料に書いてありましたが、常にいずれの音も欠かすことできない
結構、難曲だなぁと感じました。
まぁしかし、最初に登場されたグループ、耳に脳にいい刺激与えてくれました。

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次は、私のお友達が登場するグループ。
お題は、モーツァルト: 弦楽のためのディベルティメント 第一番。
これは元から好きな曲で、テンポも速めだし、手と弓の他、どんな顔して
弾いているんやろ... って繁々眺めながら聴かせて頂きました。

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もちろん皆さん、締まったいい表情です。

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三つめのグループはフルート奏者が入って、モーツァルト: フルート四重奏曲 第一番。
元はオーボエとのことですが、モーツァルトらしい優美なメロディはフルートに
ぴったりで、誠に軽やかな演奏でした。

休憩の後は全員登場の弦楽合奏。

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はじめに、パリー: イギリス組曲より 4曲。
19, 20世紀を生きた作者ですが、曲調はもっと昔のオーソドックスな感じでした。
各々短い曲で、味わう時間はありませんでした。

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サン=サーンス: 死の舞踏。
「死と乙女」と同様、なかなか選んで聴くことはない曲です。
しかし、目の前で演奏されていると、深くしみ入ってきますね~
それだけの、いい緊張感だったと申しておきましょう。

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演奏会 記念の第十回で選ばれた有名曲は、シュトラウスII: 美しき青きドナウ。
総勢の弓が縦に立って、ピチカートで静かに始まるその瞬間から聴き入りました。
ワルツだからでしょうか? 弓の弾き幅が大きくゆったりで、見ていて楽しくなりますね。
あと、テンポ。特に終盤は一定じゃなかったですね~
それでも皆さんの歩調は合っている。
ほんと良く仕上がっていると感心致しました。

この後、締めの挨拶があり、アンコール1曲を経て終演となりました。

帰り際、後方に目をやると、
結構なお客さんで、町のひっそり感とは違う光景でありました。

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2020/02/21 Baja Bluet

このごろ、出かける時は天気良く、気温は春を先取りしている。
というわけで、昨夜はバスに乗って気軽に出かけました。
Baja Bluet, 夜は初めて。強いて言えばカレーの香りがいつもより濃かったでしょうか。

ライブはこんなメンバー。
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Tommyさん, 小野麻美さん,
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衛藤修治さん, 西野滉平さん.

やっぱり Quartet がいいと、心待ちにしていたライブです。

Barefoot Neighborhood で、賑やかに始まりました。
私はラッパから近い席で、凄い迫力です。

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この後はMCたっぷりでライブは まぁのんびり 進んでいきました。
ツアーの話は韓国の南のほうでしたか... ?
すっかり春の暖かさなので、Up Jumped Spring.

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ボサノバは Look to the Sky. "Wave" というアルバムが紹介されましたが、
なんともメロウなアルバムで、この曲も然り。
Trombone の優しいトーンに似合ってました。

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ボスが抜けて trio 演奏。麻美さんオリジナルの Sparkle (シャンパンの泡の情景) です。
聴くのは2度目でしたか(?)、次々閃く音で繋がっていくんですが、
いつまでも聴いていたい... そんな気分になりますね~

前半の締めは Stella by Starlight.
Tommyさんの十八番だったような記憶ですが、久しぶり。
ドラマチックな音だったし、受け継ぐリレーも完璧でした。

休憩を挟んで、後半は trio 演奏, New Moon で再開。

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麻美さんの2017年の誕生日(9/22)の記念の曲なんだそうです。
因みにこの日の 0時の月齢は 1.4 でありました。

Tommyさん加わって、ちょっと珍しく James.
Trombone の音色はひたすら明るく、これもいいなと思いました。

スタンダードの中で大作曲家の代表と言えば R. Rodgers, C. Porter ってことに
なりますが、Rodgers はわりとアドリブの自由さがあるそうな...
素人には難しい話ですが。
出てきた曲は I Didn't Know What Time It Was.
言われてみるとなるほど... ソロの順番回ってくると、待ってましたのアドリブを
打ち鳴らす。楽しいリレーでありました。

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ラストは Who Cares.
珍しいアルバムの紹介がありました。
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Valve trombone でいい音出てる、そんなアルバムです。
YouTube で聴けますが、Getz も Getz らしい好演です。
それはさておき、quartet の生音はラストならではの力感たっぷりでした。

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アンコールは 深海魚の夢。
これは、特に衛藤さんが聴かせてくださいました。いつもながら美しいです。

Tommyさんと麻美さんトリオはこれが2回目でしたが、
前回はオリジナル多めで、今回はスタンダードがメイン。
いや~ どちらも素敵で、私のお気に入りバンドになりました。
また、いつかを楽しみに致します。



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2020/02/19 Candy

ちょっと冬らしい寒さ感じた後、それも和らいだ昨日。
楽しみにしていたライブは 乃里子さん Candy初登場。
お店に予約したわけでもないのに、予約席にして貰う厚遇で、有り難い話です。

お相手はピアノの西山 瞳さんで、Candyは4年ぶりと仰ってました。

ライブはピアノ独奏から始まりました。
Danny Boy です。途中から アレンジかな? って思いましたが、後半は彼女の
オリジナル曲でした。

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プロフィール見て凄いと思うのは西山さんのアルバムの数等々。
MCで活動の一端など紹介されてましたがジャンルも広そうです。

歌は Like a Lover で始まりました。
いつものように温もり感たっぷりの歌声です。

古きポップスは Raindrops Keep Fallin' on My Head.
バックのピアノに味があるな~と聴き入っていたら、ピアノソロの場面では
scat singing が伴奏になっている。初めてというのに、いいコンビです。

乃里子さん、弾き語りでは難しい歌をいろいろ持ってこられて、
そのひとつが Joy Spring.
歌詞は殆どなかったみたいで、scat がメインなんですが、これがなかなか素敵で
ホールは春めいた空気に変わりました。

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スタンダードが2曲。
まず、Everything Happens to Me.
流行ってる病を貰ってしまう... なんてたとえ話がありましたが、
今まさにコロナ・ウィルス。
しかし、ホールにマスク姿はなく、報道と街の様子は一寸違ってますね~

もうひとつはアップテンポ, Just One of Those Things.
歌もピアノもいいノリで前半は終了しました。

後半もピアノソロで始まり、三文オペラの1曲でワルツ。
Moritat 以外は知らない私、調べると27曲あるんですね。
続いて、Frevo Rasgado - E. Gismonti -
ライブで聴くのは初めてですが、ピアノソロで実にきまりますね~

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歌は I Feel Pretty.
この歌 大好きです。もちろん乃里子さんにピッタリと申しておきましょう。

Jobim ですが、初めて聴く歌は Two Kites.

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目に浮かんだのはこんな凧ですね~

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乃里子さんの十八番と申しましょうか、Just Squeeze Me.
今回も優しさ、甘さたっぷりでうっとり聴かせてもらいました。

The Peacocks (A Timeless Place) - Jimmy Rowles -
難曲とお話しありましたが、聴いてなるほど... です。
歌伴の記憶が多い Rowlesさんですが、いいもの残していたんですね。

ラストは Indiana.
記憶の中ではピアノ曲ぐらいに思ってましたが、ラストに相応しい楽しい歌でした。

アンコールは Fly Me to the Moon, この軽さがまたいい...
とか思っているうちに終演となりました。

ヴェテランピアニストのサポートを受けて、
伸び伸び歌った乃里子さんの Candy デビュー。
また続きがあるといいですね。

おしまいに記念写真です。

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2020/01/27 はでな

昼過ぎから天気悪くなって、やがて風も強くなり、さて、どうしたものか...
それが、ぼちぼち出かけようかという時間になって、雨はやみ 風も落ち着いてきました。
幸運ですね~ 傘持って出ましたが使うことなし。

お店は四条京阪横の「はでな」。何回か扉までは見てましたが、入るのは初めて。
聞いてはいましたが、こじんまりしたお店です。
お馴染みの美女、そしてマスターに気持ち良く迎えて頂きました。

そして、1月も末に近いのに、正月のサービスとのことで、お酒を一杯頂いて
世間話なんかしているうちに開演の時間になりました。

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ベース 井上 歩さんは、初めてお目に係りました。それと、もう一名、
プロデューサーのヤマモトさんも初めてでした。

Piano & bass, Autumn Leaves で始まりました。
いきなり 麻美さんのアレンジ光るいい演奏です。

歌は Stormy Weather.
出かける前の嵐みたいな天気を思い出します。まぁ、嵐でも出かけたでしょうが...

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ここから後は、近頃の杏理さんの favourites.
Old Devil Moon, Moonlight in Vermont, Love for Sale.

隣席の客人はお店のレギュラー。
Love for Sale のイケイケ・スキャットに感心されてました。
そう言えば、スタンダードの歌い方、10年前から比べたら相当な進歩があるなぁ...
と私も感心する次第。

比較的新しいレパートリーは Best Part.
杏理さんのお声にぴったりです。

Straighten Up and Fly Right で前半は終了しました。

短い休憩の後、後半も instrumental で再開。

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The Girl from Ipanema でした。井上さんのベースは概ね引き立て役でしたが、
ゆったりした表情で ほんと落ち着きあって いいものです。

Save Your Love for Me で杏理さん、再び登場。

長年歌わなかったと仰るのは Lullaby of Birdland.
杏理さんは音域高いから、この歌に不安あったのかも知れませんね。
でも、また聴いてみたいです。

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日本語の歌は沖縄もの「童神」。子を授かり、育てる... そんな内容だったと
思いますが、杏理さん、一語一語 しみじみ語るように歌われました。
お店静まり返って、聴き入りました。

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スタンダードに戻って、I Didn't Know What Time It Was.
悲しい歌と紹介されるんですが、歌はそうでもない。
歌詞にも読み方あり、懐かしんで微笑む... 私はそんな解釈してるんですが、
杏理さんも 一寸傾いてきた感じです。

日本語の歌もうひとつは、ラストで 情熱 - UA - でした。
UA は未知のままですが、歌はさすがに覚えてきました。

アンコールはお馴染み Lovin' You.
いつもながら透き通る高音域に納得しました。

おしまいに記念写真。

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プロデューサーのヤマモトさんは、音の組み合わせ等々考えてメンバー組まれてる
そうです。予想通りの的中だったと思います。
また足運んでみたくなりました。



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2020/01/19 blue note naramachi

行ってみようと思いながら3年余り経ちましたが、ちょこっとお誘い頂いて、
とうとう行ってきました。blue note naramachi です。
地図をプリントして持って行ったのに、アーケード街を歩いていたら、三条通りに
気付かず通り過ぎて、結局行きすぎ・・・ 久しぶりに迷ってしまいました。
定刻までに着けたのでヨシとしましょう。

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続々お客さん入っていかれるなぁと思ったら、はじめから結構な賑わいで驚きました。
ライブはすぐ始まりました。
こんなメンバーです。

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初めてお会いするのが3名で、フライヤでは、どっちかと言えば強面。
でも、実体は全然そんなんじゃなく、話好きの楽しいメンバーさんたちで
ありました。

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演奏は quartet による The Tokyo Blues から。
いや~、これが実に締まったいい音で、期待はいっきに膨らみます。

2曲目に乃里子さん登場して, The Girl from Ipanema.
この曲からして、いつものようにゆる~い時間が始まるのかな...
と思いましたが、ちょっと違いますねぇ。
まともなバンドを従えると vocalist は司令塔でもあり、普段見られない逞しいお姿!!
それより音の話ですが、vocal から sax に繋がるリレーや、vocal のバックで sax が
鳴っているシーン...  こんな vocal live を私は捜してるんですが、
久しぶりに出会えてほんと感激でした。

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ライブで聴くのは2回目ですが、ちょっと珍しい Is You Is, Or Is You Ain't My Baby.
相手に振り回される切ない恋心の歌なんすね。
ともあれ、乃里子さんが前向いて歌っているというのが嬉しくて、
写真はいつもの倍ほど撮ってしまったでしょうか...

タイトルは誰でも知っている Close to You.
バックのアレンジなかなか粋で、vocal 引き立っていましたね~

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もうひとつ、お馴染みの My Favorite Things.
リハの時間取れなくて、目新しい歌は選びにくかった事情とか...
いや、ナニ選んでもこういう編成なら何だって新鮮です。

17時からの2nd set, オープニングは quartet で、
加奥さんのオリジナル「春やのになぁ」。

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阪神大震災の思い出でありました。
災の中でもやさしさたっぷりの音でした。

歌は L.O.V.E. で再開。
歌 もちろん、MCもよどみなくほんと快調です。

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Everything Happens to Me.
この歌、今まで歌詞を見たことなく、いい事でも起こるんかと勘違いしてました。
曲紹介で逆だったことを知り、改めて聴いてなるほど... です。説得力ありました。

一方、歌詞に工夫は見えないけれど、とにかく明るい歌、
I Can't Give You Anything But Love, まぁバラエティーたっぷりでいいものです。

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Ferreira 作と言われてもピンと来ませんが、お馴染み Recado Bossa Nova.
ラテンのリズムを刻むリズムセクションの皆さん、カッコ良く見えてました。

休憩時、喫煙室は1階の通路横。同じメンバーが顔を揃える時間です。
話題は温故知新、諸々の情報源であり、為になります。

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空間を利用して、アルバム綺麗に飾られていました。

そして 18時からの 3rd set.

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乃里子さん、はじめから出てきました。
元気よく、Straighten Up and Fly Right.
堂々たる歌いっぷりで、大勢のお客さんの前で、もう すっかり blue note の歌姫です。

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タイトル聞いただけで嬉しいのは Cherokee.
もちろん高速で、ほんと気持ち良かったです。

そして、'見たい夢' とでも訳したい Darn That Dream.
何度か聴かせて貰っているが、バックもちろん素敵だし ベストのデキでしたね。

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ラストは When You Wish upon a Star.
夢見る乙女を見守りたい、そんな気分になりました。

こうして、blue note ならまち 初見参は終わってしまいました。
お疲れのところ... と言っても、やり切った満足感が勝っている皆さん。
記念写真で並んで頂きました。

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どんなきっかけで実現したライブなのか わかりませんが、
いつか次回がありそうな予感しますね~ 密かに期待しておきましょう。


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2020/01/16 Candy

昼間 曇りがちで、暖冬とは言え真冬らしい寒さになってきました。
ライブはこのごろピアノ・トリオを選ぶことが多くなってますが、串田さんのトリオは
初めて。久しぶりにお会いする光岡さんが楽しみで決めたライブでもあります。

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Easy to Love で始まりました。意外に覚えてないメロディですね。
この曲のほのぼの感をピアノ、ベースがそれぞれの想いでつなぎ、斎藤さんはサポートに
徹しているんですが、これがまたいい。

串田さんオリジナルその1は Snow Dance.
窓から眺める 落ちてくる雪の情景です。
近づいてくるのがあれば、遠くへ舞うのもあり、雨粒とは随分違いますね。
これをダンスに見立てた発想、ユニークなものです。

The Jody Grind - H. Silver -
Silver 好きの私でも知らない曲。いや、まだまだ一杯ありそうですが...
テンポのあるいいブルースでした。

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光岡さんが弓を手にメロディを奏でるのは In the Wee Small Hours of the Morning.
こんな時間に目が覚めるのではなく、起きていたら空が白んできた薄明の風景。
私もこんなこと多い... としみじみ聴きました。

Autumn Leaves.
暖冬なので、枯葉捜せば案外見つかりそうですが、
串田さんがアレンジ効かせたもの披露されました。イントロはオリジナルみたいな
ものでした。
ドラム・ソロはここで初めて出てきました。

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客席ははじめ左半分から埋まってきましたが、その後カウンター席までほぼ埋まる
盛況でした。ピアノの方向は見え難かったです。

後半は Here's That Rainy Day で再開しました。
この冬、雪はまだ見てませんが、雨なら時々。

いにしえの名曲は光岡さんチョイスの Dexterity.
ライブでは いつも Monk 聴いては満足してますが、Parker も然りであります。

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串田さんのオリジナルその2は、Red Sky でした。
前回より早めのテンポだったか(?), 赤く染まった雲が動いていろんな模様に
なるんですが、ダイナミックな動きに感じられました。

ピアノのイントロから静かに始まるのは Body and Soul.
MCで、曲目紹介までの流れはそう順調ではないんですが、
一旦 曲始まると流れるように順調です。

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Silver の作品もその2がありました。
ラストで 今度はよく知られた Opus de Funk.
こういう曲だからアドリブ展開が自由で、三者三様の音作り楽しめました。

アンコールは また会いましょう の意味込めて I'll Be Seeing You.
ミディアム・テンポで軽やかな終演でした。

記念写真でおしまいです。

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このトリオ、まだ4回目くらいと仰ってたか...
オリジナルとスタンダードとハードバップ。
オーソドックスなスタイルっていうのは 安心して聴けるのがいいですね。



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