2019/10/23 Candy

午後から曇り空。雨の予報はなく、また気楽に出かけました。
ライブはお邪魔するの何年ぶり? のカルテット。
開演前にちょこっと挨拶して、覚えてもらってたことだけで一安心です。

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串田陽子さん, 栗田洋輔さん, 畠山令さん, 松田ゴリ広士さん.
フライヤにカボチャ描かれてますが、もうそんな季節なんですね~

ライブは長めのベース・ソロで始まり、うん、今夜のライブのひとつのテーマ!?
と思いきや、メロディは I'll Be Seeing You.
しだいにスイングして、ゆったりした時間が始まりました。

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2曲目は Barbara - H. Silver -
ワルツですが、H. Silver らしい身を乗り出して聴きたいメロディです。

串田さんの新しいオリジナルが2曲。
まず、Red Sky.
先日の台風(10/12)で不思議な空の色を見ましたが、
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串田さんの Red Sky は朝焼け。
これが非常に躍動的で、
赤っぽい雲が細かく激しく動き回る眺めをイメージされたのでしょうか。
思い出せば、台風もそんな感じでしたね。
Fantasy, これは至って穏やかな雰囲気。Tea Time になんかいいこと思い出した...
みたいな感じでありました。

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栗田さんはテナーに持ち替えてましたね。

そしてラテン・ナンバーは Mambo Inn.
リズム変えて楽しい音でした。

後半も新鮮な音がどんどん出てきます。

Smatter - Kenny Wheeler -
風景は浮かびますが、これといったイメージに至るには何回が聴く必要ありそうです。

Isotope - Joe Henderson -
この曲推したのは畠山さん。
あっけらかんの楽しいブルースです。これぞ Jazz Live の世界。

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串田さんのオリジナル、Nostalgic Home. 
譜面には、その前に My があり 消されてました。
私も転居した身だから、懐かしい住まいを思い出しながら聴きました。
ワケあって古い家を取り壊すのですが、なくなるのは淋しくもあり...
演奏は、メロディ楽器がいずれも主旋律を辿るんですが、
栗田さんの思い入れがなかなか熱かったです。

Time Remembered - B. Evans -
今年の映画で B. Evans の伝記物語が話題だったそうで、そのタイトルです。
この曲自体は恐らく晩年の作品で、それほどの関心はありませんが、
映画の紹介を見ると興味深い内容が含まれています。
アルバム・タイトルで言えば Everybody Digs と Kind Of Blue.
聴き返せば あの感覚、いつでも蘇ってきそうです。

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ラストは Voyage - Kenny Barron -
'80s 及びその後は知らない内に通り過ぎてしまいましたが、いいものありますね。
改めて探し物したい気分になりました。

アンコールは Hope - L. Jansson -
この曲、何年か前、栗田さんの演奏で知った曲です。
また聴けて嬉しかったです。
メロディラインいずれも絶品で、ゴリさんのブラシも素敵でした。

おしまいは記念写真。
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長~く続いていきそうなバンド。また忘れない内にお邪魔したいものです。


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2019/10/14 Baja Bluet

いちにち経って、小雨交じりでこの秋一番気温の下がった午後、
初めてのお店 Baja Bluet に行ってきました。
昼なら一寸お安いと 直美さんからお聞きしており、ならばと決めたライブ。

ホールは地下で、中は昼だか夜だかわからないし、
雨が大雨になっても誰も気付くことはない空間。
椅子は上等で、ステージはどの席からもよく見えそう。
これは、いい音楽にじっくり浸れそうです。

直美さん、初めましての 佐川明子さんに程なくお目にかかれました。
佐川さんは Baja Bluet 初登場でありました。

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開演直前にお客さん次々お越しになり、程よく埋まりました。
お昼の祇園... と考えると不思議なくらい。
10分遅れて、ピアノソロで始まりました。
何処かで聴き覚えある曲。直美さんのドラマチックな一音一音に場内静まり返り
緊張感とこの後の期待感が目一杯高まりました。
タイトルは後で教えて貰いまして、Love theme from Spartacus でした。

Vocalist 佐川さん登場して、本音じゃありませんと言いながら
歌は Give Me the Simple Life.
実に気持ちのいい歌いっぷりで、場は一気に和みます。

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Pops は '70s, Alone Again.
詩の内容をお聞きして、懐かしく思い出しました。

ここからリクエストしたいような my favorites が続きます。
I'll Be Seeing You.
昼間に聴くには勿体ない... くらいに思ってましたが、意外に悲しい物語。
'Tis Autumn.
直感、オープニングのピアノかと想像してました。実に今の季節現わしてます。
I Didn't Know What Time It Was.
私好みのミディアムテンポでした。これはいい!

Triste.
一部イタリア語と怪しいとか仰りながら、ポルトガル語で歌われました。
悲しい は題名だけで、プリティな歌声でした。

前半の最後は粋に Honeysuckle Rose. いや~軽快でした。

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後半は The Nearness of You.
譜面どっさりお持ちでレパートリー豊富なんでしょうが、
私好みが多く、これもそのひとつ。澄んだお声が気持ち良かったです。

ちょっと珍しかったのは Girl Talk.
ご説明のとおり、段々賑やかに。よく理解できました。

歌曲の中で、これは難しそう... と思えるのがいくつかありまして、
例えば、My Ship とか Darn That Dream.
で、最高難度は Lush Life. と思ってましたが、これは佐川さんも同じだったようです。
蔵出しの1曲ということで歌われました。
凄かった~ としか言いようありません。

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初めて聴く曲はこれ1曲, Destination Moon でした。
さっきとひっくり返って明るかったです。
ボサノバアレンジは Time after Time, バラッドは Moonlight in Vermont.
美しく明るい歌声にすっかり魅了されまました。

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ラストは That's All.
佐川さんの英語詩は聞き取りやすく、ストレートに受け取れる場面ありましたが、
これ、ラストに相応しい1曲だったんですね。

アンコールは For Heaven's Sake.
天国だから、言い換えれば「永久に」。
このまま終わらないで欲しい... なんて気分で聴かせて頂きました。

ひとつの偶然で選んだライブなんですが、得たものは大きいと申しましょうか...
またお邪魔することになるでしょう。

記念写真でおしまいです。

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ライブ中、外は雨降ってたそうですが、帰り道は止んでました。
This is Autumn. これから短い間ですが、いい季節です。



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2019/10/13 いちなん

台風一過の秋晴れの午後、一乗寺「いちなん」に行ってきました。
アントニオライブ、秋は初めてです。

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アントニオさん、はじめは黒シャツ。カッコ良かったです。
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清美さん、アントニオライブでは久しぶりの登場。
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えりこさん、今回も5つのライブにすべて参加。
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いちなん は中日の午後。
だいたい一番空いてるそうですが、今回は満席の盛況でした。

オリジナルで始まりました。
サンバカンソン風でタイトルは「私だから」だったでしょうか?
そしてボサノバ Meditation.
お馴染みのメロディで、フルート・ソロはここら辺から本領発揮!
テンポ変わって Felicidade. これは3人とも熱帯びてきますね~
客席もサンバライブ感が満ちてきます。

えりこさんのヴォーカル・ソロは 「ボサノバに泣いている」。
30年ほど前の歌で、私は初めてでした。いい歌です。

Jazz系が2曲。My One and Only Love と You'd Be So Nice to Come Home to.
アコースティックギターでジャズって、ギター弾けても手が出ないんですが、
さすがにアントニオさん、聴かせてくれます。

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もちろんブラジルものがメインで、Batucada, これ流れるとノリますね~

お馴染みの Fly Me to the Moon, The Girl from Ipanema といい歌が続いて、
流れるようにサンバメドレー。締めはCopacabana.
歌声響き、笛の音駆け巡り、怒涛のパーカッション。
ほんと熱いサウンドです。

しばしの休憩の後、去りゆく君に(後ろ姿) で再開しました。

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これはアントニオライブで何年か前に思い出した歌、
原曲は Pra Não Ver Você Ir Embora. 聴くたびに痺れます。
続いてオリジナル「あなたのとなり」でしたか(?)

ゲスト登場。
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お馴染み、いちなんのご主人「謎のケーナ吹き」。
いつもと違う曲とのことで、「糸」。異なる響きの笛の音、綺麗にハモってました。

元の3人に戻って、ひこうき雲。

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えりこさんの歌は「私はピアノ」、
そしてフィナーレはサンバメドレー。これまた迫力満点でした。
アンコールは、これが残ってました。Chega De Saudade.
今回も聴きたいもの全部出てきた~って感じで終演となりました。
大満足です。

おしまいに、記念写真。
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帰り道もいい天気でした。高野川に架かる橋から比叡山眺める図です。
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2019/10/05 Candy

土曜日のCandy, ラグビーWCが盛り上がっているし、空いてるかも知れない...
なんて予想してましたが、大盛況でした。
案内された席は一番前のピアノの横。これは初めてで、まいったな~ な感じでしたが、
まぁ、たまにはいいか... で納得。

ライブのメンバーは、
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池田杏理さんと, 演奏聴くのは初めての 松下容子さん,
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そして4年ぶりの西村琴乃さん。

Candy original メンバー、初共演の3人組です。
普通に予想できるのは、無難にスタンダードかな? ってところですが、
オープニングは容子さんのピアノ・ソロで、彼女のオリジナル Cherished Memory.
緑と青が織りなす自然界が見えそうな美しいメロディでした。

2曲目は琴乃さんが加わって、ここからデュオ。
曲は琴乃さんオリジナル 天の川. もちろんこれも大自然感じさせてくれます。

もう1曲ありました。容子さんオリジナル タイムフライツ.
ようやく人の動きが感じられ、確かなテンポがありました。

そして、杏理さん登場。
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歌は Sweet Love.
いつもどおりに戻ったかな~ って感覚でしたが、
歌2曲目は さよならの夏 ~コクリコ坂から~
このライブの流れだったんですね。容子さんのオリジナルが長編アニメ調だったから
引継がれているんです。でも、素敵な歌でした。

あっという間の前半ラストは Falling Out Of Love.
杏理さんの歌でお馴染みですが、Bacharach にしてはカバーは少ないらしいです。

休憩の時間にこんなカード貰いました。
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ブロマイドかと思ったらスケジュール書かれたカードでした。
隣の客人に訊くと、毎回デザイン変わるらしく、集めてみたいですね~

後半もピアノ・ソロで始まりました。雪の日 でしたか? もちろんオリジナル。

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ワルツでエモーショナルな1曲は、スワレ イン ....? ここからデュオでした。
琴乃さんが、これは明るい曲と紹介されたのは The brilliant. う~ん、私好み。

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杏理さん加わって、歌は 帰り道.
これは杏理さんのオリジナル。詩・曲同時にできたそうです。
また聴いてみたい、いい歌でした。

Best Part. 試しにYouTubeで聴きましたが、デュエット曲なんです。
今回もソロ・ヴォーカルでした。
静かながらいいサビありまして、杏理さんのお声にピッタリ。

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もうひとつ ジブリ出てきました。めぐる季節 ~魔女の宅急便~
まだ見てない... なんて言わんでもいいようにしたいものです。

ラストは題名聞いただけで唸ってしまう You Make Me Feel Like A Natural Woman.
これ生で聴けるだけで感激!
杏理さんの歌心とパワー、もちろん最高でした。

アンコールは Moon River.
杏理さんは これ歌うようになったのは最近なんてお話ですが、
私は改めて詩を味わいます。いい歌ですね~

ライブはあっという間に終わってしまいました。

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フォトセッションはこの後も延々続きました。
オリジナル・ライブなので2回目はないらしく...、でもまた聴いてみたいです。

そうそう、一番前の席ですが、杏理さんまで2メートル未満。
マイク通さない生のお声聞こえるんですね。これは貴重と言うか、贅沢な体験でした。


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2019/10/03 Le Club Jazz

何年ぶりか わからないほどご無沙汰していた田井さんのバンドに from Brisbane の
ドラマーさんが加わるという話を知って、なんか楽しみで行ってきました。

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Aaron Janszさんと田井さん。
田井さんが Brisbane を訪れて以来の音楽仲間なんだそうです。
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他 お馴染みのメンバーさんです。

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I Remember You で始まりました。
無難な選曲で、肩慣らしでもあるんですが、ドラムスの音に特徴あり。
よく見ると、先に玉の付いてるマレットで叩く音でした。

次は些か賑やかな Star Eyes.
田井さんのアレンジでしょうか? 祭りの気分です。

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清美さんの選曲で2曲。まずはアルトに持ち替えて Como Fué.
Quintet で聴くのは初めてだったか? 賑やかなプレイもいいものです。

そして、The Good Life.
MCで フランスの.... と紹介ありまして、これは初めて知りました。
原曲は La belle vie「美しい人生」- Sacha Distel - 隠れシャンソンだったのです。

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I Mean You, これが一番スイングしてました。
やっぱり、みんなモンクが好きなんですね。

休み時間に 山本さんに通訳頼んで Aaron Janszさんにご挨拶できました。
ほんと、明るく気さくな紳士です。

後半はアップテンポの Sweet and Lovely で再開しました。

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Dolphin Dance でしたか(?)、ブラシワークがとっても軽快!
まぁ普段 ドラマーさんを注視しているわけではありませんが、よく見るとあれこれ
工夫が多いものです。

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If I Should Lose You.
静かな曲でアルトフルートと思いきや、そう静かでもなし。
ドラムの音強めで、リズムセクションの音が冴えてました。

田井さんの選曲は Samba de Amor でしたか...?
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指先見るのにいい角度でしたが、ほんと気持ちよく動いてます。
ギターの調子はジム・ホールみたいないいノリでした。

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ラストは Vera Cruz.
ブラジルもので締めるのもこのバンドならでは。
で、これがアレンジ、アドリブ素晴らしいプレイでした。
フルート活きるし、ベースが何ともメロディアス。

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客席にぎやかで、アンコールありました。
Afro Blue. 田井さんのバンドらしく、アンコールと言っても重厚なソロまわし。
帰り道もしっかり脳裏に残る音でした。

おしまいは記念写真。
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久しぶりに quintet の演奏を聴いて、やっぱりいろんな音があると楽しい。
今回は企画ものでしたが、またいろんなもの見つけたいものです。
併せて、昔のご縁も温めていきたいものであります。

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