2020/10/29 Baja Bluet

昨夜は、中秋の名月の後の十三夜。
火星が近くで輝いて見物なんですが、夜空は雲が多くて、帰り道に薄雲越しに見えた
だけでした。
だからこそ出かけやすく、久しぶりにMYMを聴いてきました。

1598.jpg1628.jpg
1632.jpgflyer.jpg

この頃あちこちの店でやっているライブ同時配信、昨夜もありました。
いろんな技術試されるんですね~

演奏は Turnaround - O. Coleman - で始まりました。
元気な曲で、はじめから熱いドラムソロもありました。これぞMYMの世界。

フライヤに描かれたハロウィンの絵柄。
選曲にひとつ入っていたのは The Great Pumpkin Waltz - V. Guaraldi -
C. Corea の名演との紹介ありましたが、Guaraldi のアルバムはこれ。

great-pumpkin-waltz.jpg
たまにはジャケ買いしてみよか... なんて気分になりますね。
トリオのプレイはリラックスしてました。

1616.jpg

'Round about Midnight.
笹井さんは子供の頃から こんなん聴いて育ったんだとか...
原曲大事にしながら、彼女らしい気の効いたアレンジなんかあり、静かに聴かせて
頂きました。

Corcovado.
これが何とも心地よかったです。

1611.jpg

1曲だけ出てきたオリジナルは Get lost, find a way.
ベースソロ、ドラムソロともたっぷりで、見応え聴き応えありでした。

後半は Swingin' at the Haven - Ellis Marsalis - から。
そんなに古くないと思うのですが、ハードバップ。
帰宅して YouTube で聴いてみましたが、これはいいですね。

1602.jpg

So Tender - K. Jarrett -
キースらしいメロディをじっくり味わいました。
すぐ気づくのではなく、ジワジワわかってくる優しさみたいなものですね。

Softly as in a Morning Sunrise.
笹井さんの昔のアレンジで とのこと。本人仰るとおり MaCoy ふうで、主旋律は
影潜めてましたが、まぁユニークなプレイと申しておきましょう。

1623.jpg

Little B's Poem - Bobby Hutcherson -
これは落ち着いたワルツで、一時の涼 感じました。

ラストは I Mean You.
これで締まる (閉まる) のがこのトリオらしくていいですね。
もちろんオリジナルでも良かったんですが...

1612.jpg

アンコールは Like Someone in Love.
短めなんですが、3者ソロ付きのご機嫌なトリオプレイで終わりました。

おしまいは記念写真。

1635.jpg

ピアノトリオはいくつか巡ってますが、MYMの音のバランス感覚は抜群で、
忘れかけた時に、また聴いてみたい、そんないいトリオです。

nice!(0)  コメント(0) 

2020/10/22 Le Club Jazz

10月にしては天候不安定で、曇りのち雨の予報。ちょうど出かける頃 雨になりました。
店は前回に続いてル・クラブで、天気も似たようなものとなりました。

普段と違うのは店内の装備。

2395.jpg

ステージの左右に小ぶりのビデオカメラ。中央後方、私の席のすぐ近くには大型カメラ
2台とコントローラ+コンピュータ+その他諸々。
強力な配信システムで、ライブの同時配信をする夜でした。
不用意に音出せないっと感じましたが、これはすぐ忘れてしまいますね。

ライブは配信スタートの19:45に始まりました。

メンバーは、
2770.jpg2755.jpg
2762.jpg2766.jpg

flyer.jpg

杏理さん+カメムシトリオ、昨年8月以来で、楽しみにしておりました。

はじめは instrumental trio で Three Piece.
初めて聴く曲ですが とっても軽快でオープニングにぴったりです。

2397.jpg

杏理さん登場して、歌は So Many Stars.
おぉ懐かしいの想いと、今夜もとっても調子良さそうな感じ... と安心。

ベースソロから始まったのは Old Devil Moon.
ここから派手めの vocal, 続くピアノソロは濁りたっぷりの和音で始まる迫力の音。
ドラムソロはジワジワその気になってくるのんびりタイプ。
まぁじっくり見聴きしていると面白いものです。

2409.jpg

ここから杏理さん favorites で、 Summer Breeze.
秋冬物はまだ準備中とのことです。

そしてすっかり覚えた さよならの夏 from コクリコ坂から。
古くは、70年代TVドラマの主題歌でもあるんですね。私が知るのは杏理さんの歌だけ
なんですけど...

2399.jpg

近頃 毎回出てくるのは It's Only a Paper Moon.
ここでもバック陣の技冴えているんですが、珍さんの楽しそうなプレイが何とも絵に
なっていました。

2411.jpg

2nd set の始まりは、トリオで「黒猫におこられた」。
猫にしては大人しい曲だな~と思いましたが、
標題の続きが「で、心改めた。」なんですね~

こちらは悪さしておこられっぱなしの我が家の黒猫。
2793.jpg

杏理さん再登場して、歌は That's All.
早めのテンポで実に軽快でした。

テンポ変えて、A Nightingale Sang in Berkeley Square.
いや~、美しいお声は自然豊かな公園に誘ってくれます。

この後でしたか...
ちょい長めのMCに入ると、珍さんが sound of silence を奏でている。ピアノも加わって
なかなかいいBGM付になってました。

2765.jpg

最近のレパートリーのひとつ、雲がちぎれる時。
聴く度に染み込む度合いが深くなっているのがわかります。

2791.jpg

Never Enough, また聴けました。
何オクターブあるんでしょう?
これを圧倒的に歌いきる杏理さん、やっぱり凄いです。

ラストは I Didn't Know What Time It Was が出てきました。
全体の構成がかつての記憶とちょっと違ってたかな... 何か新鮮なものありました。

2405.jpg

記念写真でおしまい。
2414.jpg

帰宅して、配信ヒデオ拝見しました。音・動画とも完璧のデキでした。
長く置いといてもらいたいですね。
因みに、この4人組、年内にもまだライブあるみたいで楽しみです。
杏理さん曰く、最も気使わんでいいメンバー なんだそうで、聴く側も気楽に楽しんで
いられる。ほんといいメンバーです。


nice!(0)  コメント(14) 

2020/10/08 Le Club Jazz

南海上にゆっくり近づいてくる台風がいて、昨日からぐずついた天候。
これがちょうどいいという事情もあり、雨降る中、ル・クラブへ出かけました。

ちょっと目新しいメンバーと楽器なんです。

2367.jpg2364.jpg
2742.jpg
竹田利恵さん org, 竹田昌也さん gt, 塩入基弘さん ds.
ユニット名は『炎のオルガントリオ』.

塩入さんが参加しているバンドって、ちょっと他では聴けないユニークさがあり、
ル・クラブで一回オルガン聴いてみたかったという強い想いから決めたライブです。

オルガンはハモンドオルガンB-3 という代表的な楽器らしい。
2360.jpg2361.jpg
椅子の後ろにスピーカーがあり、回る羽が付いている。
そう言えば、ヴィブラフォンのハイプにもそれらしい装置があったこと思い出しました。
ヴィブラートを作り出しているのでしょう。

演奏は Whistle While You Work from 白雪姫 で始まりました。
期待どおりのいい音です。ボリウム感がたっぷりありますね。

Blue Bossa, ワルツアレンジでしたか...
ジャズっぽい楽曲はここから始まるのですが、ピアノとの違いは明らかですね。
例えばコード, 鍵盤押さえているだけで音は出続けるので、奏法が全く違うんだ!!

バラッドは The Nearness of You.
中ほどからスイングして、おしまいは再びスローバラッド。
流れはピアノトリオと変わらないんですが、
スローなところで、和音が長く引っ張れるのは凄い効果です。

2371.jpg

Hot House, 益々ジャズらしくなってきました。
アレンジがいいな~と感心していたら、ボリウム・コントロールが自在なので、
強弱のコントラストがなんともいい。

2nd set は Alone Together から。
ギターに目と耳が向くようになってきました。
もちろん、ご夫妻ということもあり、オルガンとのバランス感は抜群です。
塩入さんはと言えば、左右に目を配り、いつもながらのいいコントロールです。
左右の音量に合わせて、大きめの音に聞こえました。

ボサノバは Out of Nowhere.
ギターのメロディ生かして、実にやわらかな音でした。

2362.jpg

ゲストが2名登場して一曲ありました。
やや窮屈そうですがオルガン連弾です。やっぱり愛好家いるんだな~くらいに思って
ましたが、いい腕なさってました。

トリオに戻って、Remember.
新たなバンドは、普段聴かない曲が出てきたりして、楽しみのひとつです。

2749.jpg
歌っておられますね~

3rd set はブルース Au Privave で始まりました。
これでお決まりのパターンが出揃うのですが、ブルース一曲で聴いた~!! って感覚に
なれるのも不思議です。

ゲスト1名再登場して、今度はトリオで Work Song.
はじめのリズムが「ルージュの伝言」とそっくり... なんて話で、なるほどそうでした。
これも確かな聴き応えありました。

2369.jpg

ぼちぼち終盤に That's All.
この頃 歌で聴くこと多いですが、instrumental もいいものですね。
ハモンドオルガンが今どきの電子ピアノみたいに いろんな音出してました。
実に多彩なものです。

2752.jpg

ラストは Four.
オルガンの音がナニに適・不適という話ではなく、オルガンでアレンジしたら
新たな視界が開かれる... そんな感覚になってきました。

2366.jpg

アンコールは '60s pops, Sunny.
当時は知らなかったけれど、これR&Bなんですね。
いいアレンジでクールな終演でした。

ライブはこんな流れでありましたが、
時節柄すいていたこともあり、楽器諸々から始まり、いろんなお話できました。
また聴きたくなったら、やっぱりル・クラブになることでしょう。

記念写真でおしまいです。
2374.jpg

2376.jpg

nice!(0)  コメント(5) 

2020/10/02 Murra

ウチからの距離が半端で、いい季節に行ってみようと考えていた Murra.
徒歩なんです。行きが27分、帰りは25分でした。ほどほどの運動ですね~

ライブは久しぶりの Tommyさん。もっと久しぶりなのが松井さんで、
あと一人は初めましての小林理紗さん。
6月にこのトリオでアルバム出されて、目新しいユニットながらメンバーの
やる気が伺い知れます。

はじめは、たしか三蜜トリオと名乗っておられたが、昨日のライブでは
『Trois Miels』はちみつトリオ。いい名前です。

1557.jpg1565.jpg
1583.jpgflyer.jpg

オープニングは "祈りの道" - Tommy -
知らない曲から始まるなんて、新鮮です。
Trombone & flute のハーモニーで始まる音聴いただけで懐かしさひとしお。
リズムは途中からワルツ。2管だから、ピアノはバックですが、始めからピッタリ
フィットしています。

2曲目は "秋のワルツ" - Tommy -
イメージは冒頭の写真の Tommyさん という感じです。ひたすら優しいトーンで、
さっと流れていきました。

次は松井さんのオリジナルが出てきました。
"波" です。小豆島辺りの記憶らしいですが、ささっと書けた作品だとか。
ゆったりワルツでしたね~
と聴き込んだところで、ワルツ特集だとわかりました。

1568.jpg

ワルツで秋と言えば知ったメロディが浮かんでくるものですが、
Tommyさんは これをオリジナルでやってくれる。
Pas de Deux de Minuit.
歌なくともシャンソンで、知らないけれど街角の風景がいっぱい浮かびました。

小林さんのオリジナルは "はちみつピザ"
ワルツではなく、6/8ですかね~
タイトル軽いのに、中身はずっしりジャズっぽさ 感じた一曲でした。

後半は知ってる曲出てきました。"深海魚のワルツ", 何の違和感もなく、元々リズムは
何だった~? な話です。

1590.jpg

La Balancoire, これは Tommyさんが2管の為に書かれた作品。
松井さんの役割はあらかじめ決まっているんですが、それにしても息ピッタリです。

小林さんのオリジナルふたつめは "Morning feeling"
そんなにワルツらしくはないんですが、やはり3/4.
これは落ち着いた日常風景。
でも、穏やかな心境で曲が浮かぶことはない... なんて話もありましたね。

1591.jpg

どこか和風を感じさせる flute で始まるのは "Flower Crown"- Y. Matsui -
この曲のデキの良さは帰り道にたっぷり味わいました。スローなワルツで、
一度聴いたら忘れないいいメロディです。

ラストはテンポ変わって 雪見酒 - Tommy -
これもワルツだったんですね。でも、ひたすら明るくて、ラストにピッタリ。
因みに、曲順を決めたのは松井さん 小林さん 2名で、とのことです。

1588.jpg

アンコールは "シノノメサカタザメに乗って".
これもワルツでしたね~って言うか、Tommyさんは元々ワルツ多かったんですね。

新たなトリオでワルツ特集に取り組まれたこと、誠に納得です。
それにしてもすべてが瑞々しく、お洒落で、秋にはこんなの聴いてみたい... が
次々出てきたいいライブでした。

記念写真。
2356.jpg

そして手に入れた New Album.
今夜も次の夜も楽しめます。
0141.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。