2020/02/28 Baja Bluet

一週間ぶりの Baja Bluet ですが、ここ数日 コロナ・ウィルス対策でイベント中止の
ニュースが多く、いろいろ気にしながら出かける... なんてことになってます。
花見小路は案の定人影少なく、お店もまぁ同じ状況でした。

ライブは ドラムス 西本諭史さんリーダーのピアノトリオ。
昨夏のイベントで遠目に見ましたが、
今回は近くから... ということで楽しみにしておりました。

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ベース, ピアノはMYM等でお馴染みのお二人。

That Old Feeling で始まりました。
イントロから よく聴いたアレンジで 何だったか? 思い出せない。
後で訊きました。3 Blind Mice だったんですね~
Piano Trio として、誠にオーソドックスなプレイで、来て良かった~と
はじめから そう思いました。

Recorda Me, サックスがぐいぐい迫って来るという曲なんですが、
笹井さんがピアノでそれをやっている。
もちろん、ドラムス, ベースが強コントラストなリズム刻んでるから
いい迫力生むんでしょう。

初めて聴くバラッドは Ballad Of The Sad Young Men - J. Wolf Jr.-
シンプルなメロディであるが故にトリオの自由なプレイに繋がるんですが、
これも良かったです。

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この店では初めて見るこの配置。私はカウンター席から眺めました。

ちょっと気だるく、長~い曲は Lazy Afternoon.
中ほどから混沌としてくるのですが、テーマに戻る時の潔さ等々、聴きどころ
満載のいいアレンジでした。

前半のラストは You Make Me Feel So Young.
軽い歌ものはこれが初めてでしたね。
しかし、ライブで聴くのは珍しく、歌ってみたくなりますね~

休憩時にお話できましたが、ライブのテーマは モーダルなサウンド造り。
コードに縛られない自由な音... みたいな話ですが、
ピアノ, ベースともメロディの自由さ感じられたし、それ引き出しているのは
ドラムスの巧みなリズムコントロールかと。

後半は Serenity - J. Henderson - で再開しました。

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アップテンポの曲はやっぱり面白いです。
ズーミングすると手指までよく見えるから、試しに撮ってみました。

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Full House - Wes Montgomery -
選曲がいつも聴いてるのと違い、どこかユニークなのが面白いです。

かと思えば 'Round about Midnight, こんなのも出てきました。
はじめ重々しく、しだいにスイングしてくる...
これもオーソドックスと言えますが、ジャズ聴いてるという実感ありますね。

後半も歌もの一曲、Come Rain or Come Shine.
3人とも歌うが如く軽快でありました。
MCでこの歌の季節の話がありまして、歌詞読んでみました。
「降っても晴れても」はどんな時でもって感じで、季節感はありませんね。

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So Tender - K. Jarrett -
Keith は殆ど知らないのですが、ライブではいい曲に出会います。
この曲も好みのアップテンポで、
強いて言えば長めのドラム・ソロ聴いてみたかったです。

ラストは I Mean You.
Monk にしようと言ったのは誰ですかね~
やっぱり楽しい音に仕上がってました。

アンコールは St. Thomas. 気持ちいいリズムに乗せて終演となりました。

おしまいに記念写真。

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ライブの音どおりの爽やかな笑顔です。

フライヤに FF trio とユニット名が揚がってますが、
なぜか金曜日が多いそうで、Forth Friday Trio になったとのこと。
とりあえず、金曜日は要チェックです。


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2020/02/23 京都市国際交流会館

祝日の日曜日、友人の参加する弦楽合奏団 アンサンブル コモード の演奏会に
行ってきました。
国際交流会館は蹴上駅の近くで、辺りは人多いかな~ と予想されるのですが、
空前の流行り病で ひっそりしてました。

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早めに着いてホールに入り、座席は前から2列目のいい席です。

一番下にプログラム置いてますが、定刻に代表者の挨拶、そして開演しました。

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シューマン: 弦楽四重奏 第一番 第一楽章です。

たぶん初めて聴く曲です。
旋律は第1バイオリン→第2バイオリン→ビオラ→チェロへと受け渡される...
とある資料に書いてありましたが、常にいずれの音も欠かすことできない
結構、難曲だなぁと感じました。
まぁしかし、最初に登場されたグループ、耳に脳にいい刺激与えてくれました。

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次は、私のお友達が登場するグループ。
お題は、モーツァルト: 弦楽のためのディベルティメント 第一番。
これは元から好きな曲で、テンポも速めだし、手と弓の他、どんな顔して
弾いているんやろ... って繁々眺めながら聴かせて頂きました。

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もちろん皆さん、締まったいい表情です。

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三つめのグループはフルート奏者が入って、モーツァルト: フルート四重奏曲 第一番。
元はオーボエとのことですが、モーツァルトらしい優美なメロディはフルートに
ぴったりで、誠に軽やかな演奏でした。

休憩の後は全員登場の弦楽合奏。

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はじめに、パリー: イギリス組曲より 4曲。
19, 20世紀を生きた作者ですが、曲調はもっと昔のオーソドックスな感じでした。
各々短い曲で、味わう時間はありませんでした。

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サン=サーンス: 死の舞踏。
「死と乙女」と同様、なかなか選んで聴くことはない曲です。
しかし、目の前で演奏されていると、深くしみ入ってきますね~
それだけの、いい緊張感だったと申しておきましょう。

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演奏会 記念の第十回で選ばれた有名曲は、シュトラウスII: 美しき青きドナウ。
総勢の弓が縦に立って、ピチカートで静かに始まるその瞬間から聴き入りました。
ワルツだからでしょうか? 弓の弾き幅が大きくゆったりで、見ていて楽しくなりますね。
あと、テンポ。特に終盤は一定じゃなかったですね~
それでも皆さんの歩調は合っている。
ほんと良く仕上がっていると感心致しました。

この後、締めの挨拶があり、アンコール1曲を経て終演となりました。

帰り際、後方に目をやると、
結構なお客さんで、町のひっそり感とは違う光景でありました。

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2020/02/21 Baja Bluet

このごろ、出かける時は天気良く、気温は春を先取りしている。
というわけで、昨夜はバスに乗って気軽に出かけました。
Baja Bluet, 夜は初めて。強いて言えばカレーの香りがいつもより濃かったでしょうか。

ライブはこんなメンバー。
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Tommyさん, 小野麻美さん,
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衛藤修治さん, 西野滉平さん.

やっぱり Quartet がいいと、心待ちにしていたライブです。

Barefoot Neighborhood で、賑やかに始まりました。
私はラッパから近い席で、凄い迫力です。

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この後はMCたっぷりでライブは まぁのんびり 進んでいきました。
ツアーの話は韓国の南のほうでしたか... ?
すっかり春の暖かさなので、Up Jumped Spring.

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ボサノバは Look to the Sky. "Wave" というアルバムが紹介されましたが、
なんともメロウなアルバムで、この曲も然り。
Trombone の優しいトーンに似合ってました。

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ボスが抜けて trio 演奏。麻美さんオリジナルの Sparkle (シャンパンの泡の情景) です。
聴くのは2度目でしたか(?)、次々閃く音で繋がっていくんですが、
いつまでも聴いていたい... そんな気分になりますね~

前半の締めは Stella by Starlight.
Tommyさんの十八番だったような記憶ですが、久しぶり。
ドラマチックな音だったし、受け継ぐリレーも完璧でした。

休憩を挟んで、後半は trio 演奏, New Moon で再開。

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麻美さんの2017年の誕生日(9/22)の記念の曲なんだそうです。
因みにこの日の 0時の月齢は 1.4 でありました。

Tommyさん加わって、ちょっと珍しく James.
Trombone の音色はひたすら明るく、これもいいなと思いました。

スタンダードの中で大作曲家の代表と言えば R. Rodgers, C. Porter ってことに
なりますが、Rodgers はわりとアドリブの自由さがあるそうな...
素人には難しい話ですが。
出てきた曲は I Didn't Know What Time It Was.
言われてみるとなるほど... ソロの順番回ってくると、待ってましたのアドリブを
打ち鳴らす。楽しいリレーでありました。

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ラストは Who Cares.
珍しいアルバムの紹介がありました。
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Valve trombone でいい音出てる、そんなアルバムです。
YouTube で聴けますが、Getz も Getz らしい好演です。
それはさておき、quartet の生音はラストならではの力感たっぷりでした。

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アンコールは 深海魚の夢。
これは、特に衛藤さんが聴かせてくださいました。いつもながら美しいです。

Tommyさんと麻美さんトリオはこれが2回目でしたが、
前回はオリジナル多めで、今回はスタンダードがメイン。
いや~ どちらも素敵で、私のお気に入りバンドになりました。
また、いつかを楽しみに致します。



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2020/02/19 Candy

ちょっと冬らしい寒さ感じた後、それも和らいだ昨日。
楽しみにしていたライブは 乃里子さん Candy初登場。
お店に予約したわけでもないのに、予約席にして貰う厚遇で、有り難い話です。

お相手はピアノの西山 瞳さんで、Candyは4年ぶりと仰ってました。

ライブはピアノ独奏から始まりました。
Danny Boy です。途中から アレンジかな? って思いましたが、後半は彼女の
オリジナル曲でした。

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プロフィール見て凄いと思うのは西山さんのアルバムの数等々。
MCで活動の一端など紹介されてましたがジャンルも広そうです。

歌は Like a Lover で始まりました。
いつものように温もり感たっぷりの歌声です。

古きポップスは Raindrops Keep Fallin' on My Head.
バックのピアノに味があるな~と聴き入っていたら、ピアノソロの場面では
scat singing が伴奏になっている。初めてというのに、いいコンビです。

乃里子さん、弾き語りでは難しい歌をいろいろ持ってこられて、
そのひとつが Joy Spring.
歌詞は殆どなかったみたいで、scat がメインなんですが、これがなかなか素敵で
ホールは春めいた空気に変わりました。

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スタンダードが2曲。
まず、Everything Happens to Me.
流行ってる病を貰ってしまう... なんてたとえ話がありましたが、
今まさにコロナ・ウィルス。
しかし、ホールにマスク姿はなく、報道と街の様子は一寸違ってますね~

もうひとつはアップテンポ, Just One of Those Things.
歌もピアノもいいノリで前半は終了しました。

後半もピアノソロで始まり、三文オペラの1曲でワルツ。
Moritat 以外は知らない私、調べると27曲あるんですね。
続いて、Frevo Rasgado - E. Gismonti -
ライブで聴くのは初めてですが、ピアノソロで実にきまりますね~

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歌は I Feel Pretty.
この歌 大好きです。もちろん乃里子さんにピッタリと申しておきましょう。

Jobim ですが、初めて聴く歌は Two Kites.

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目に浮かんだのはこんな凧ですね~

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乃里子さんの十八番と申しましょうか、Just Squeeze Me.
今回も優しさ、甘さたっぷりでうっとり聴かせてもらいました。

The Peacocks (A Timeless Place) - Jimmy Rowles -
難曲とお話しありましたが、聴いてなるほど... です。
歌伴の記憶が多い Rowlesさんですが、いいもの残していたんですね。

ラストは Indiana.
記憶の中ではピアノ曲ぐらいに思ってましたが、ラストに相応しい楽しい歌でした。

アンコールは Fly Me to the Moon, この軽さがまたいい...
とか思っているうちに終演となりました。

ヴェテランピアニストのサポートを受けて、
伸び伸び歌った乃里子さんの Candy デビュー。
また続きがあるといいですね。

おしまいに記念写真です。

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