2019/12/15 Chez Quasimodo

月半ばの日曜日と言えば Chez Quasimodo.
現状最も近いお店で、度々お邪魔してますが、12月と言えばクリスマス。
そういう賑わいもあるかな~と想像して行きました。

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早く着いて、リハーサルの音が街路に届いてる。
カメラ取り出したり、のんびりしてからお店に入りました。

クリスマスの飾りはなし。リハが終わってBGMに変わり、Nat King Cole の
クリスマス・ソングが流れる ささやかなものでした。

今回 フライヤありました。

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このトリオ、2回目。でも、安心感は絶大。

レアなスタンダード Nobody Else But Me で始まりました。
ミディアムテンポが快く、お酒が美味しくなるいい調子です。
次はムード変わって ボサノバリズムの If I Should Lose You.
まぁここまでは、このお店では普段どおり。

3曲目は Boplicity.
私にはだいたい判るんですが、真紀子さんのギア・アップになる曲ですね~
ラウンジから Jazz Hall に面白いように変わっていきました。
ベースの change of pace が何度かあるなど、凝った進行でした。

続いて、真紀子さん十八番のバラッド, Spring Can Really Hang You up the Most.
この曲(歌)の暗さをしみじみ感じさせるいい演奏です。

そして、ますますジャズっぽい曲が出てきました。Barbara - H. Silver -
まぁ私みたいな Silver ファンなんかには誠に嬉しい選曲で、
エンディングは Makiko arranged てな感じで楽しませて貰いました。

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後半はスタンダードに戻って No Moon at all で始まりました。
MCで、Keith Jarrett & Charlie Haden (in 2007) でいい録音があると紹介
されましたが、まだ出会ってません。

All the Things You Are.
これは Makiko's favorites と紹介ありました。
トリオは三者三様と私はよく書いてますが、この曲のプレイに関しては、
珍しいくらいに真紀子さんがリードして、中嶋さん、塩入さんがフォローしていました。
私の耳には休符の芸と感じられる面白いアレンジでもありました。

O Grande Amor, これも度々聴かせて貰う Makiko's favorites.
タイトルに劣らぬ重厚なプレイに納得です。

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Detour Ahead. 回り道(迂回)って意味だったんですね。初めて知りました。
ここでは3人とも丁寧なプレイで、この曲の質の高さを再認識しました。

Jazz Hall になったからには、やっぱり聴きたいのは Monk.
と思えば、ラストは I Mean You. 実にそれらしかったと申しておきましょう。

客席賑わって、アンコールありました。
Chez Quasimodo のライブは月いちなので、今年のとりの演奏です。
選ばれたのは Smoke Gets in Your Eyes.
なんか熱帯びた vocal でも聴くようなトリオの素晴らしい音で締めくくりとなりました。

クリスマスは結局、省略。私は密かにこういうの期待していたり...

おしまいは記念写真。

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来る年も また私を楽しませてくれることでありましょう。


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2019/12/12 Candy

雲たれこめ寒さが戻ったいちにちで、晴れ始めたのは15時。
出かける頃は東の空に冬の満月、しかし時雨てもいる。これが雪になったら冬本番
なんですが、薄手のコートでは寒い夜でした。
お店に着いたら、戸口の外に三人。これがトリオのメンバーさんです。
店内はさすがに暖かで、ステージ近くで杏理さんが譜面の仕分けをしている。
いつだったか聞いた話ですが、どこかユニークなバンドです。

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杏理さんと 名倉さん。
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初めましての Zingoroさんと 何年ぶりかの 梶原大志郎さん。

ライブはトリオ "ばくだんず" で始まりました。
オリジナルと思いきや、知ったメロディ, Recorda Me.
男性3人のトリオ演奏は久しく聴いてなかったような...

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しかし三人三様に確かなボリウムと感性が詰まってました。

そこに杏理さん加わって、ふだんならもっと空気変わるんですが...
そんなに変わらない。客席 オール男性だったのです。これ珍しいですね。

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歌は季節柄 The Chrismas Waltz.
でも殆ど聴いた記憶なく、じっくり聴かせてもらいました。

ここから杏理さんらしいプログラムで、Save Your Love For Me, That' All と
続きます。
バックにドラムスが入るだけで、迫力違うな~とゴキゲンであります。

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夏から秋、冬を巡りましょうとのことで、
夏は Summer Breeze - Paris Match -
ラテンリズムで、トリオのリズム活き活きしてます。
秋は Autumn in New York, 冬は Santa Claus Is Coming to Town.
クリスマスソングに戻ったところで前半終了でした。

休憩の時間、私はいつも外で smokin' time ですが、トリオの3人もやはり外。
打ち合わせは事前にすっかり済んでいるんだな~と感心。

後半のスタートはトリオで、今度はオリジナルだったのでしょう。
曲紹介は欲しいですね...

そして、杏理さんの歌。讃美歌「牧人羊を」が出てきました。
讃美歌らしく、とくにアレンジもなく、美声に包み込まれました。
これ、私 青少年の頃、毎年歌ってたので懐かしかったです。

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Paris Match, もうひとつ出てきて、KISS.
パリスマを勧めたのは名倉さんとのことで、バック演奏も冴えてます。
でも、これ聴き覚えありますね~ 私にはこれも杏理さん起源か?

記憶は曖昧ですが、以前聴いた 情熱 - UA - も出てきました。
これも with ばくだんず で演じ続けられてるんでしょう。息ぴったり合ってました。

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ラストは The Christmas Song.
お店のクリスマス・ツリー、以前は向かって右端でしたが、今はピアノの前。
ぼんやり眺めながら、まぁそういう季節なんだ~と しみじみ聴きました。

アンコールは Straighten Up and Fly Right.
それらしい明るい曲で終演となりました。

12月なので、次回は年明けてからになりますが、
バイタリティな皆さんなので、これから先も私たちを楽しませてくれることでしょう。


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