2010/11/25 bluenote

今週3回目のライブは bluenote.
ここを本拠地にしているドラマーさん等、縁もゆかりも深い人たちのグループである。
このブログにおいても最多登場の方ばかりで、お名前は省略です。

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開演前にピアニストから伺った話。
「ドラマーさんの選曲を覚えているうちにやってしまわなくては...」
なんて前置きがありながら、
オープニングは "C'est si bon" でした。 これはドラマーさんじゃないだろう... と思っていたら、
案の定、ピアニストの選曲でした。 シャンソンお得意のフルーティストが明るく歌うような
いい雰囲気で幕は開けました。
2曲目は、"Stolen Moments". 早くも未知の曲が登場。題名どおり、意味深っていうか?
要するに、単純じゃない。
3曲目はまっとうなスタンダード、"It Never Entered My Mind".
私的にスタンダードで好きな曲"best 5"のひとつで、邦訳を読んだことあるのですが、
メロディに相反して難しい(?)詩で、美より憂の世界だったと記憶しています。
フルートに何処となく憂の音を見つけて、そんなこと思い出しました。
4曲目。待ってましたのドラマーさんの選曲は「アサブランカ」でした。
リズム、メロディはもとより、それぞれのソロで繰り出されるアドリブの一音一音が新鮮で、
聴いているだけで熱がこもりました。

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2nd. stage の演奏曲は、"Whisper Not", "My Song", "Leaving" and "Spain".
この店でよくあることですが、2nd. からホールは満席。
曲目紹介だけで拍手歓声が起こっていました。
静まりかえったのは "My Song". カメラに手を伸ばしてカタッと音を立てるのも許されない
厳粛な空気が漂っていました。
完璧なフルートの後、敢えてテンポを落としたようなピアノソロ。
すべての音を聞き逃すわけにはいかない... そんな緊張感がエンディングまで
見事に繋がっていました。

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アンコールは "C Jam Blues". 「お馴染みの曲です。」と紹介されて
なるほどお馴染みなのだが、曲名までお馴染みと言えるか否か。
終演後にベーシストにお尋ねして、あっアレで、納得しました。
実は、いつも曲名忘れがちなので、今回はメモとりました。

写真は、今回もマニュアル・フォーカス。ホールが暗い分だけピン甘が多く、
記念写真多めでご勘弁いただきましょう。

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2010/11/23 Candy

久しぶりの "達人's" を見に行きました。
ベースだけレギュラー氏の回復待ちで、代役さん登場。

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安原将生さん, piano

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藤井美智さん, trumpet

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井上弘道さん, tenor sax

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大森好浩さん, bass

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塩入基弘さん, drums

オープニングは軽快に "Oleo".
聴く側にとって、以前の感覚がアッという間によみがえりました。
"My one and only Love" はピアノとテナーの duo. エンディングでテナーが
ズーズーズーズッと引きずるのもなんか久しぶり。
"A Night in Tunisia". ライブでは聴きすぎという感じもありますが、
もしかして選曲決めかねた時の定番になっているのかも...
もちろん、それぞれの楽器の聴かせどころが多く、この quintet に似合うのは事実ですね。

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2nd. stage では "Gregory Is Here" が出てきました。
さて、初めて聴いたのは夏ごろだったか? 他のグループで。
受け継がれるんですね~
リクエストが2曲。"Autumn Leaves" と "Take Five".
私的にいいと感じたのは後者。終盤で4小節(?)ごとにソロとバックが入れ替わるのは
実にいい感じでした。
ところで、題名忘れた曲がいくつかあり、ひとつはHancockの「おもちゃ???」。
珍しいモノ、面白いデス。

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余談ながら、写真の撮り方変えました。
ピントをマニュアルにしてみたのですが、懸念していたピンボケも少なく、
まぁまぁの仕上がりでひと安心。

2010/11/21 Murra

よく晴れてポカポカ陽気のいちにち。観光名所から帰ってきた人で京都駅はもの凄い混雑。
これでバスを待つのはやばいと感じ、急遽京阪電車に変更して何とかお店に辿り着きました。
例年のこととは言え、このシーズンに出掛けるのは大変。

この日のメンバーは7月以来で、ベーシストだけチェンジ。

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藤井美智さん, trumpet; 浅田真斗さん, alto sax;
工藤 隆さん, piano; 衛藤修治さん, bass; 斉藤洋平さん, drums.

幸運なことに、聴くのにベストな席があいていました。
らっぱから出てくる音がまっすぐ自分に飛んでくるという位置関係。
ピアノからも近く、熱~い背中を感じながらも、目をこらせば譜面が読める位置。

音は "Ceora" 辺りから感動の連続。
極めて私感だが、ペットがアルトのバックにまわる時、このグループの最高の音!

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5人編成であるが、曲単位で一人休みとか、三人休みがあり、
さらにとある曲では中ほどまでピアノお休み等、組み替えさまざま。
これだから、quintet にはまっているという話。

演奏された曲目は譜面が見えたから、いくらか思い出せる。
Sister Sadie
Have You Met Miss Jones
What Is This Thing Called Love
Darn That Dream
Split Kick
What a Wondeful World
Bud Powell (Chick Coreaのトリビュート)
317 East 32nd Street

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やっぱりお店は暗く、写真はいいもの撮れた感じが希薄で、
集合写真をお願いしてナントカ見られるモノ1枚。
お店のマスターが照明を変えて撮りやすくしてくださいました。感謝。

2010/11/14 Soen

駅から歩いて13分のお店なので、天気が気になりましたが、
夕方には晴れ間も広がって気持ちよく行ってまいりました。

メンバーは4人。

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2週前のとあるライブと3人まで同じで、ドラマーさんはとあるセッションでこれまた
お馴染みの方。
メンバー表には "TS" と記してあるのですが、もしかして "SS" も聴けるのでは...と期待
していたら、"SS" 置いてありました。これ初めてで、見るだけでも値打ちあり。

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綺麗に磨かれていて、音も期待どおりのツヤツヤ。
MCで話題になりましたが、入院明けとのこと。さもありなん。
横からも眺めたいもんだ...と思ったら、気の効いたポーズ。
右手の中にはシェーカー。

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ちょうど私と同じ世代の方にはよくある話でしょうが、'60年代末ごろラジオから流れていた
ジャズ番組はこんな編成が多く、次第にその音楽に惹かれていったものです。
ついでながら、saxophone奏者は芸達者でいくつかの楽器をこなし、quartet 以上の変化と
楽しみをもたらしてくれる。
それでいて、4人ならではの落ち着いた空間が約束されている。

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登場した曲は、終盤にお馴染みが続いたこともあって、始めのほうは殆ど忘れてしまった。
オープニングがKeith Jarrett (たぶん)で、2曲目がとあるベーシストさんの作品で、
3曲目は Horace Silver もの。
終盤のお馴染みと言ってもスタンダード・ナンバーは "Whisper Not" ぐらいで、
他は "Travessia", "Spain", "Country" 等々。

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これからも、希有なれど心に染みいる名曲(珍曲)を楽しみにしよう。
メンバー書きはお店のブログから拝借。

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2010/10/31 Candy

雨の月末の日曜日。ドラゴンズが4-0でリードを見届けて、またまたCandyへ出掛けました。
もしかして、空いてるかも...の予感はまたしてもはずれましたが、早めに行ったので
格好のカメラマン席は確保できました。

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ご登場のプレイヤーは、
高井ひろみさん, at piano; 藤井美智さん, on trumpet;
山本久生さん, on bass; 栗田洋輔さん, on tenor saxophon; 渕 雅隆さん, at drums.
"on" と "at" は使い分けるのだそうだ。

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2nd. stage の後半、guest member, 池田清美さん, on flute 登場。
アップテンポで高域音の連続の Horace Silver のナンバー。
出てきていきなりで、楽ではなかったことでしょう。

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Sax は右端の空いたところへ移動。マイクは要らないにしても、譜面台もなし。
滅茶苦茶カッコ良く見えるひとときでもありました。

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演じられた曲は、それぞれ丁寧な案内があり、そちらは結構思い出せるのだが、
曲名は殆ど忘れてしまいました。
1st. は、
オープニングが、Wayne Shorter で、
小気味いいアップテンポが "Parisian Thoroughfare".
心休まるバラッドが Horace Silver の "Peaceful" ?
一番ノリの良かったのは "Berimbau".
2nd. は、
このメンバーならではの多彩な選曲で
Samba っぽくない Brasil モノ等々である。
アンコールは "Shenandoah".
素朴な traditional song を三管が歌い繋ぐ。
これ、絶品で、隣の隣の客人は終わった後もずっと目を閉じておられました。

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おしまいは photo session. また2枚ともよかったので...

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二管の quintet というだけでセッタイはずせないグループですが、
三管の sextet はホント贅沢この上なく、観客席大いに盛り上がっていました。
そうそう、終わるのも随分遅い時間でありました。

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