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2022/05//25 Zac Baran

5月も早下旬になって、気温は夏に近づき、日は長い。
熊野の Zac Baran に初めて行ってきました。19時からのライブで
ちょうど日没ごろに着きました。

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何度か通りで見かけてましたが入るのは初めて。開店は'77年で、今は二代目らしい。
ステージと側面が木材で、照明は電球。この感覚好きですね。

笑顔で迎えてくれたのは、先週出会ったばかりのピアニスト吉田さん。

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思っていたより大きいステージの端っこにピアノがあり、ソロ・ライブなんです。
おそらく二度目の体験。

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演奏は Thelonious Monk の作品で始まりました。
Straight, No Chaser と Nutty.
小道具を持参され、ルーパーエフェクター。はじめは打楽器の役割でした。
モンクはやっぱりいいし、奏者の個性織り交ぜられる素材なんですねぇ。

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切れ目なく始まった次の曲はなんだろう? って思っていたら、
吉川さんのオリジナルで Embroidery (刺繍)。
縦糸、横糸が織りなす世界ですが、落ち着いたラウンジ感覚でもありました。

後半は天気に合わせて Come Rain or Come Shine で始まりました。
虹も見られたそうです。

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バラッドはタイトル忘れましたが、Charles Lloyd の作品で、意味は 小さな竜巻?
これが実に私好みの曲で、低音効かせた厚い響きでした。

ラストは映画や Doris Day にまつわる話が出た後、You Took Advantage of Me.
ここで歌出てくるのかなって想像しましたが、なかったですね~

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客少なく空いていたぶん、たっぷりお喋りする時間ありました。
at home なお店で、のんびりできる空間。
ステージ広いから、次回はプレイヤー多めを望みたいところですが、
またそのうち立ち寄りたいお店になりました。

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曲目情報がとても怪しかったところ、吉田さんがセットリスト記されましたので
追記させて頂きます。

1st set
Straight no chaser(using roup machine)
Nutty
Reflection
Body and Soul(arranged by Yuko Yoshida)
Improvisation
Let’s cool one
2nd set
Improvisation(using typewriter)
Embroidery (composed by Yuko Yoshida)
Come rain or come shine
Ravo de Nube
Improvisation(with Doris Day’s voice)
You took advantage of me



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2022/05/19 Baja Bluet

昼間晴れて、ちょっと暑さ残る夕方、楽しみなライブに出かけました。
杏理さんの新しいグループ、初回は2月にあったそうで2回目。

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オープニングはピアノ, ベースのデュオ。
スローなピアノソロで始まり、テンポ変わるころベースが加わって、
オリジナルかな~と思っていたら、おしまいに馴染みのメロディが出てきます。
Have You Met Miss Jones ? でありました。
なんせ、ピアノ吉田さんは初めてなので、興味津々な始まりでした。

杏理さん登場で、歌は Spring Can Really Hang You up the Most.
春、もう終わりに近いけれど、この歌聴けたのは嬉しい。

Blue Skies, 時々出てくる歌ですが、バックが違うと雰囲気変わりますね~
歌の後も、また聴きどころいっぱいでした。

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杏理さんから話がありました。ピアノ吉田さんのアレンジが面白いと...
たっぷりアレンジ効かした歌は Skylark.
さて、コードが普通じゃないのか... 新しい感覚です。
でも杏理さんの、彼女らしいアドリブで自然に流れていくのが不思議。
終盤は、ミュージカルみたいないい感じでした。

続いてスタンダード, How High the Moon.
おやっ、いつものポップ・チューンで出て来ない...
と思っていたら、超久しぶりに杏理さんのオリジナルが出てきました。
標題なしなので、仮題「それぞれの道」と表しておきましょう。
随分昔の譜面を思い出しつつ披露する.. という試みでした。

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ライブ後半もデュオの演奏で再開。
ワルツなんですが、タイトルは浮かびませんでした。お二人とも伸びやかないい音でした。

歌は Old Devil Moon, 杏理さんの favorites ですね。
もちろん吉田さんアレンジで、今までの記憶とは別物です。
変わらないのは力強い表現だったでしょうか。

Moon River, 何故か月ものが多い...
夢語るこの歌は、まぁいつもどおりでした。

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杏理さんオリジナル、もう1曲出てきました。I'm Your Prisner.
やはり昔の作品ですが、これは標題、中身とも私は覚えていました。とあるアムパムに
入ってましたからね。懐かしかったです。

私の favorites でもある Straighten Up and Fly Right 出てきました。
「前見て正しく進め !」とのお叱り、ごもっともだ... と思います。

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ラストは、あの「アルデバラン」。思い出されるのはあのドラマだけですが、
いい歌でした。
アンコールは If You Could See Me Now. 実は、歌で聴いたことは殆どない。
また調べてみよう... のきっかけになりそうです。

おしまいは記念写真

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また次回も楽しみです。
畠山さんのオリジナルなんかも、聴いてみたい。


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2022/03/16 Baja Bluet

「まん延防止等重点措置」が解けたら出かけてみよう... なんて考えでしたが、まぁ終わりも
見えてきたみたいで、見切り発車しました。
迎えてくれたのは、マスターとちょっと前に他店のマスターだった紳士と常連の
お客さん、そしてこの4人です。

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トリオの演奏で始まりました。何処かで聴いた曲だなぁと思いつつ、生音久しぶりで
しかもスイングしている。いいものです。
譜面が見えて、Everything I Love と書いてありました。

2曲目から末元さん加わって Our Love Is Here to Stay.
はじめからリラックス感たっぷりで、その雰囲気に浸れました。

I Didn't Know What Time It Was. このブログでよく書いてると思いますが、
大好きな歌、そして曲です。彼女のレパートリーであったことが また嬉しい。
若気でやり過ごした事が、思い出しても楽しい... そんな明るさがありました。

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Alice in Wonderland. この曲の音源、手元にあるのは同じメンバーの録音だけ。
いつでも聴けるけど、やっぱり生はいい。お顔に可愛さ軽やかさが滲み出て、
これがライブの魅力です。

'70s がひとつ出てきて、Rainy Days and Mondays. どれも好きっていうことではなく、
これなんだそうです。因みに私なら We've Only Just Begun なんですけどね...

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鈴木さんが ラテンタッチで! と言って始まったのは Love for Sale.
これがピッタリで歌、演奏とも実にいいデキでした。

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後半はブルーな歌 I Thought about You で始まり、アップテンポの
Just One of Those Things に繋がるいい流れ。後者は古くから歌われていたとか。

昨日はいい天気で、夕方昇ってきた月が綺麗で、月もの2曲。
Fly Me to the Moon, ジャズっぽさありありのいいアレンジでした。
私的に大好きな歌もうひとつ出てきました。Polka Dots and Moonbeams です。
初めて出会った時、これ歌ってくださり、その感動が縁に繋がりました。

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ライブの始まりが早めの19時で、20時半を過ぎたらもうラスト。あっという間です。
"Blue Skies" のコードと似ている In Walked Bud.
短い曲なんですねぇ、短い曲と感じさせるほど濃いものが詰まってるんですかねぇ...

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とか思っているうちに、アンコールの時間は残っていたようでした。
Moon River. 帰り道、月は高く昇って、歌は帰り着くまで脳裏に残ってました。

おしまいは記念写真。マスクないのはこの一瞬だけです。

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今夕のニュースで、来週は まん防 継続しないとのこと。
いよいよ動き出せますかね~ ?


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2021/12/09 le club jazz

一年ぶりにライブに出かけました。
秋ごろから人の出は徐々に回復しているみたいですが、消毒とマスクは相変わらず。
そして ル・クラブ の観客はチラホラで、まだまだですね~
しかし、登場されるプレイヤー皆さんの迫力、技とか 伝える力はもう抜群で、
いいもの聴けたし、行ってよかった...というのが実感です。

ご登場はこの4名。

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演奏はトリオ, Stella by Starlight で始まりました。
はじめの一, 二音でその曲とわかるんですが、その後の展開にワクワク感。
そう、ピアノ平川さんが7年ぶりで、聴く音 新鮮でありました。

歌姫登場で、On a Clear Day.
天気もいちにち晴れでしたが、歌とお姿で、場内いっきに明るくなりました。

Nica's Dream, アップテンポが実に心地よい。
ル・クラブ はちょっと広めだから、聴く側にも余裕が感じられて、いいものです。

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季節柄 Christmas song 一曲。
お馴染みの The Christmas Song. 夏にクリスマスを想った歌なんだそうですが、
真逆な環境で豊かな発想って意外ですね。

夢見の時間が続くんですが、My Romance と Alice in Wonderland.
歌ますます可憐で、トリオが寄り添っている姿が何とも微笑ましい。


2set のトリオ演奏は I Love You.
ややアップテンポで、アドリブに入ってから この曲何だった?
と思い出しても、簡単じゃないですね。なんせ一年間 ライブから離れてしまうと
忘れたこと多いです。

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いちばん元気そうに感じられた歌は Taking a Chance on Love.
いいことあったんでしょうかね~
Moon River も、そんな想いが繋がってました。

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趣き変えて、Beautiful Love.
歌詞の始まりは Beautiful love, you are all mystery
ロマンスとは程遠い世界みたいです。
末元さんの歌いっぷり聴いて、思わず調べたくなったという話です。

Skylark.
これは今まで気づかなかった発見ありました。
スローだから聴き流していましたが、丁寧に聴くと難しそうな節回しですね。
それが実に巧みに流れていたと申しましょうか、絶品でした。

末元さんは今回が3度目で、どの歌聴いても新鮮で珍しい感ありますが、
In Walked Bud, この軽さ、いいものです。バックの歯切れの良さもgoodです。

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他店に比べて開演早め。なので 3rd set があるのが嬉しい。
このセットは始めからフルメンバーで Just One of Those Things で始まりました。

歌の意味お聞きして、改めて面白かったのは But Not for Me.
全否定とでも言うのでしょうか。
今どきの共感、共有で世の中ひとくくりにできるものではなく、
否定もあって当たり前。いろいろ考えさせて貰いました。

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Christmas song, もうひとつ出てきました。
Have yourself a Merry Little Christmas. メロディ聴いて思い出せるんですが、
これは珍しいですね。じっくり聴かせて頂きました。

ラストは軽やかに It Don't Mean a Thing.
短めながら バック3名のソロを織り交ぜ、スイング感たっぷりの終演でした。

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いろいろ聴けましたが、アップテンポなら身体が揺れるし、スローなら目閉じて
想像のシーンが展開される。
生の音から得られるものってほんと様々で、これがライブの醍醐味なんだと久々に
思い出しました。いいものいっぱい聴かせて頂きました。
また時々出かけようと思います。

記念写真でおしまいです。
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2020/12/03 はでな

12月に入って、ちょっと冷えた夜。賑やかさをたまには感じてみたいと四条通りまで
来てみると、人の数だけは揃ってますねぇ。でもマスク着用ほぼ100%で、ガヤガヤって
感じはなく、例年のこの時季とは違ってました。

ライブは四条大橋「はでな」。ここは正直、賑わってました。

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メンバーは カメムシトリオ feat 池田杏理, 店は違うけど先月と同じメンバー。
服装がユニークで、春夏秋冬それぞれでした。

演奏は piano trio, Someday My Prince Will Come で始まりました。
だいたいはオリジナルなんだから、意外な感じなんですが...
後に繋がっているんでしょう。

歌は When A Child Is Born.
そう、誕生がひとつのテーマでもありそうで。
なんて構成読み解いているのは私一人くらいなもの。

Love Is Here to Stay.
落ち着いたスタンダードながら、なんかプラスαを期待したくなるのがこのバンド。
素敵な歌が終わった後も楽しみいっぱいです。

Lovin' You.
杏理さん、何年も前から歌っているけど、アレンジ含めて長くなってきたのは
このバンドからかな?
メンバー各々ソロの時間を持って、個々のアレンジ試されて、それがいい仕上がりに
なってます。

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初めて聴くのは I'm Still Lost in You - paris match -
賑やかなpopです。お客さんはすべてご年配でしたが... でも杏理さんが歌うと
みんな受け入れられる。これが不思議ですね~

12月らしく、クリスマス・ソング, はじめは Santa Claus Is Coming to Town.
イントロのピアノの音が素敵で、いいノリがおしまいまで続きました。

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後半の piano trio は Christmas Time is Here.
短い演奏でしたが、いいワルツでした。

杏理さん加わって The Christmas Waltz.
年に1回、杏理さんの歌だけで聴ける1曲です。
夢叶うクリスマス... なんだそうで、いい歌です。

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そしてこの頃度々出てくる、Summer Breeze - paris match - と
That's What Friends Are For.
バックがよく付いて来ると言うか、時には先行しているのか、
重厚感増してますね。

Just One of Those Things.
もちろん長~いバースからの主題です。ジャズものはトリオのスイング感が光ります。

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ラストは Winter Wonderland.
歌詞聴いてクリスマスなんだと思い出します。*** 標題だけだと雪遊び !?
トリオで演奏されることが多いからか、歌の後のソロがなんとも充実している。
本来 軽い1曲ですが、ラストでも引き立ってました。

アンコールは、The First Noel.
よく歌った讃美歌103番。"Noel" って、調べてみたら「聖夜」(仏語) でした。
まさしく降誕の歌で、杏理さんはそれ伝える天使なんですね。

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客席も賑やかで、パーティーの気分になれた楽しい夜でした。
帰り道の夜空の星が また綺麗だったこと...


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2020/11/19 Baja Bluet

長らく続いた好天もとうとう下り坂で、私にとっては出かけやすいタイミングに
なりました。そんな日に楽しみなライブがありました。

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7月以来のお顔が揃いました。
感染拡大は今週になってまた広がっているのですが、ライブ生配信ができるようになって、
お店と客は感染防止対策に慣れてきて、なにせ中止にならないことが有り難いです。

演奏はいつものように instrumental trio で始まりました。
季節ものかどうか判りませんが、ブルース。ちょっと珍しい。
Autumn Serenade でした と後で教えて貰いました。ブルースでもなかったか...

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歌は A Felicidade. ポルトガル語で。
多分英語詩ないんですね。なので歌ってくれる人いなくて、初めてでした。
やっぱり いいものです。

この頃よく耳にするスタンダードは I Didn't Know What Time It Was.
バックのトリオ演奏も冴えてます。

セレナーデと敢えて言いたいのは Talking to the moon.
去った人に想いを伝えるんですが、伝わらなかった感じ...ですかね~

ジブリ出てきました。君をのせて from - 天空の城 ラピュタ -
30年余り昔の作品なんですね。でもこの歌聴いたら、覚えてました。

Destination Moon.
こちらは月旅行を夢見る歌。なのでアポロ以前なんでしょう。
夢らしく、滅茶明るい いい歌でした。

I'll Be Seeing You.
結構寂しげな歌と知っているのですが、ボサノバアレンジで陽気な歌に様変わり
してました。はじめの A Felicidade もそうなんですが、ボサノバのリズムに
乗せてしまうと、逆も真なり... です。

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4人とも黒装束で、ロックバンドに見えないでもなし。
随分前、黒に苦労したものですが、カメラのソフトが進んだ今は、まぁ楽に撮れます。

後半のトリオ演奏は Everything I love - C. Porter -
何処かで聴いたことあるかも知れませんが、恐らく初めて。
はじめバラッド調で、途中からテンポ変わってスイングしてました。
オーソドックスなアレンジなんですが、こういうの好きですね。

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歌は Detour Ahead.
標識「迂回せよ」に歌詞ついてたなんて知りませんでした。
悪い事が起こる前にちゃんと目を開いて見なさい...
そういう諭しの歌なんだそうで、佐川さんの歌声 説得力ありますね~

Can't We Be Friends.
言わずもがな Ella & Louis の歌が浮かびます。トリオの演奏もひたすら軽いノリでした。

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My Romance, ワルツ? 6/8?
間奏はベースが引っ張ってましたね~ 中嶋さんの favorites なんでしょう。

A Wish (Valentine) - Fred Hersch -
さて、前に聴いたことあったか?
瑞々しいメロディが光りますが、囁くような歌がなんとも素敵でした。

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Skylark, ドラムスで始まるサンバ・バージョン。
これは珍しい、もしかしてこの曲でドラムソロあるのかな と期待していたら
ありました。素敵なアレンジでした。

ラストは 童神。
よく聴かせてもらう歌なんですが、佐川さんのお声もこんな語り歌にぴったりでした。

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アンコールは Bye Bye Blackbird で、最後は賑やかに閉められました。

あれこれ歌いたいものいっぱい... そんな多彩な選曲で、今回も楽しませていただきました。

いつもの記念写真。故障と思っていたストロボ使えました。

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次回は春ですかね~ その頃には街もほどほど賑わってもらいたいものです。

帰り道は落ち葉いっぱいでした。そろそろ何処か 紅葉狩りに出かけてみないと...


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2020/10/29 Baja Bluet

昨夜は、中秋の名月の後の十三夜。
火星が近くで輝いて見物なんですが、夜空は雲が多くて、帰り道に薄雲越しに見えた
だけでした。
だからこそ出かけやすく、久しぶりにMYMを聴いてきました。

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この頃あちこちの店でやっているライブ同時配信、昨夜もありました。
いろんな技術試されるんですね~

演奏は Turnaround - O. Coleman - で始まりました。
元気な曲で、はじめから熱いドラムソロもありました。これぞMYMの世界。

フライヤに描かれたハロウィンの絵柄。
選曲にひとつ入っていたのは The Great Pumpkin Waltz - V. Guaraldi -
C. Corea の名演との紹介ありましたが、Guaraldi のアルバムはこれ。

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たまにはジャケ買いしてみよか... なんて気分になりますね。
トリオのプレイはリラックスしてました。

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'Round about Midnight.
笹井さんは子供の頃から こんなん聴いて育ったんだとか...
原曲大事にしながら、彼女らしい気の効いたアレンジなんかあり、静かに聴かせて
頂きました。

Corcovado.
これが何とも心地よかったです。

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1曲だけ出てきたオリジナルは Get lost, find a way.
ベースソロ、ドラムソロともたっぷりで、見応え聴き応えありでした。

後半は Swingin' at the Haven - Ellis Marsalis - から。
そんなに古くないと思うのですが、ハードバップ。
帰宅して YouTube で聴いてみましたが、これはいいですね。

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So Tender - K. Jarrett -
キースらしいメロディをじっくり味わいました。
すぐ気づくのではなく、ジワジワわかってくる優しさみたいなものですね。

Softly as in a Morning Sunrise.
笹井さんの昔のアレンジで とのこと。本人仰るとおり MaCoy ふうで、主旋律は
影潜めてましたが、まぁユニークなプレイと申しておきましょう。

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Little B's Poem - Bobby Hutcherson -
これは落ち着いたワルツで、一時の涼 感じました。

ラストは I Mean You.
これで締まる (閉まる) のがこのトリオらしくていいですね。
もちろんオリジナルでも良かったんですが...

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アンコールは Like Someone in Love.
短めなんですが、3者ソロ付きのご機嫌なトリオプレイで終わりました。

おしまいは記念写真。

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ピアノトリオはいくつか巡ってますが、MYMの音のバランス感覚は抜群で、
忘れかけた時に、また聴いてみたい、そんないいトリオです。

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2020/10/22 Le Club Jazz

10月にしては天候不安定で、曇りのち雨の予報。ちょうど出かける頃 雨になりました。
店は前回に続いてル・クラブで、天気も似たようなものとなりました。

普段と違うのは店内の装備。

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ステージの左右に小ぶりのビデオカメラ。中央後方、私の席のすぐ近くには大型カメラ
2台とコントローラ+コンピュータ+その他諸々。
強力な配信システムで、ライブの同時配信をする夜でした。
不用意に音出せないっと感じましたが、これはすぐ忘れてしまいますね。

ライブは配信スタートの19:45に始まりました。

メンバーは、
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杏理さん+カメムシトリオ、昨年8月以来で、楽しみにしておりました。

はじめは instrumental trio で Three Piece.
初めて聴く曲ですが とっても軽快でオープニングにぴったりです。

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杏理さん登場して、歌は So Many Stars.
おぉ懐かしいの想いと、今夜もとっても調子良さそうな感じ... と安心。

ベースソロから始まったのは Old Devil Moon.
ここから派手めの vocal, 続くピアノソロは濁りたっぷりの和音で始まる迫力の音。
ドラムソロはジワジワその気になってくるのんびりタイプ。
まぁじっくり見聴きしていると面白いものです。

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ここから杏理さん favorites で、 Summer Breeze.
秋冬物はまだ準備中とのことです。

そしてすっかり覚えた さよならの夏 from コクリコ坂から。
古くは、70年代TVドラマの主題歌でもあるんですね。私が知るのは杏理さんの歌だけ
なんですけど...

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近頃 毎回出てくるのは It's Only a Paper Moon.
ここでもバック陣の技冴えているんですが、珍さんの楽しそうなプレイが何とも絵に
なっていました。

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2nd set の始まりは、トリオで「黒猫におこられた」。
猫にしては大人しい曲だな~と思いましたが、
標題の続きが「で、心改めた。」なんですね~

こちらは悪さしておこられっぱなしの我が家の黒猫。
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杏理さん再登場して、歌は That's All.
早めのテンポで実に軽快でした。

テンポ変えて、A Nightingale Sang in Berkeley Square.
いや~、美しいお声は自然豊かな公園に誘ってくれます。

この後でしたか...
ちょい長めのMCに入ると、珍さんが sound of silence を奏でている。ピアノも加わって
なかなかいいBGM付になってました。

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最近のレパートリーのひとつ、雲がちぎれる時。
聴く度に染み込む度合いが深くなっているのがわかります。

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Never Enough, また聴けました。
何オクターブあるんでしょう?
これを圧倒的に歌いきる杏理さん、やっぱり凄いです。

ラストは I Didn't Know What Time It Was が出てきました。
全体の構成がかつての記憶とちょっと違ってたかな... 何か新鮮なものありました。

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記念写真でおしまい。
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帰宅して、配信ヒデオ拝見しました。音・動画とも完璧のデキでした。
長く置いといてもらいたいですね。
因みに、この4人組、年内にもまだライブあるみたいで楽しみです。
杏理さん曰く、最も気使わんでいいメンバー なんだそうで、聴く側も気楽に楽しんで
いられる。ほんといいメンバーです。


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2020/10/08 Le Club Jazz

南海上にゆっくり近づいてくる台風がいて、昨日からぐずついた天候。
これがちょうどいいという事情もあり、雨降る中、ル・クラブへ出かけました。

ちょっと目新しいメンバーと楽器なんです。

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竹田利恵さん org, 竹田昌也さん gt, 塩入基弘さん ds.
ユニット名は『炎のオルガントリオ』.

塩入さんが参加しているバンドって、ちょっと他では聴けないユニークさがあり、
ル・クラブで一回オルガン聴いてみたかったという強い想いから決めたライブです。

オルガンはハモンドオルガンB-3 という代表的な楽器らしい。
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椅子の後ろにスピーカーがあり、回る羽が付いている。
そう言えば、ヴィブラフォンのハイプにもそれらしい装置があったこと思い出しました。
ヴィブラートを作り出しているのでしょう。

演奏は Whistle While You Work from 白雪姫 で始まりました。
期待どおりのいい音です。ボリウム感がたっぷりありますね。

Blue Bossa, ワルツアレンジでしたか...
ジャズっぽい楽曲はここから始まるのですが、ピアノとの違いは明らかですね。
例えばコード, 鍵盤押さえているだけで音は出続けるので、奏法が全く違うんだ!!

バラッドは The Nearness of You.
中ほどからスイングして、おしまいは再びスローバラッド。
流れはピアノトリオと変わらないんですが、
スローなところで、和音が長く引っ張れるのは凄い効果です。

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Hot House, 益々ジャズらしくなってきました。
アレンジがいいな~と感心していたら、ボリウム・コントロールが自在なので、
強弱のコントラストがなんともいい。

2nd set は Alone Together から。
ギターに目と耳が向くようになってきました。
もちろん、ご夫妻ということもあり、オルガンとのバランス感は抜群です。
塩入さんはと言えば、左右に目を配り、いつもながらのいいコントロールです。
左右の音量に合わせて、大きめの音に聞こえました。

ボサノバは Out of Nowhere.
ギターのメロディ生かして、実にやわらかな音でした。

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ゲストが2名登場して一曲ありました。
やや窮屈そうですがオルガン連弾です。やっぱり愛好家いるんだな~くらいに思って
ましたが、いい腕なさってました。

トリオに戻って、Remember.
新たなバンドは、普段聴かない曲が出てきたりして、楽しみのひとつです。

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歌っておられますね~

3rd set はブルース Au Privave で始まりました。
これでお決まりのパターンが出揃うのですが、ブルース一曲で聴いた~!! って感覚に
なれるのも不思議です。

ゲスト1名再登場して、今度はトリオで Work Song.
はじめのリズムが「ルージュの伝言」とそっくり... なんて話で、なるほどそうでした。
これも確かな聴き応えありました。

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ぼちぼち終盤に That's All.
この頃 歌で聴くこと多いですが、instrumental もいいものですね。
ハモンドオルガンが今どきの電子ピアノみたいに いろんな音出してました。
実に多彩なものです。

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ラストは Four.
オルガンの音がナニに適・不適という話ではなく、オルガンでアレンジしたら
新たな視界が開かれる... そんな感覚になってきました。

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アンコールは '60s pops, Sunny.
当時は知らなかったけれど、これR&Bなんですね。
いいアレンジでクールな終演でした。

ライブはこんな流れでありましたが、
時節柄すいていたこともあり、楽器諸々から始まり、いろんなお話できました。
また聴きたくなったら、やっぱりル・クラブになることでしょう。

記念写真でおしまいです。
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2020/10/02 Murra

ウチからの距離が半端で、いい季節に行ってみようと考えていた Murra.
徒歩なんです。行きが27分、帰りは25分でした。ほどほどの運動ですね~

ライブは久しぶりの Tommyさん。もっと久しぶりなのが松井さんで、
あと一人は初めましての小林理紗さん。
6月にこのトリオでアルバム出されて、目新しいユニットながらメンバーの
やる気が伺い知れます。

はじめは、たしか三蜜トリオと名乗っておられたが、昨日のライブでは
『Trois Miels』はちみつトリオ。いい名前です。

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オープニングは "祈りの道" - Tommy -
知らない曲から始まるなんて、新鮮です。
Trombone & flute のハーモニーで始まる音聴いただけで懐かしさひとしお。
リズムは途中からワルツ。2管だから、ピアノはバックですが、始めからピッタリ
フィットしています。

2曲目は "秋のワルツ" - Tommy -
イメージは冒頭の写真の Tommyさん という感じです。ひたすら優しいトーンで、
さっと流れていきました。

次は松井さんのオリジナルが出てきました。
"波" です。小豆島辺りの記憶らしいですが、ささっと書けた作品だとか。
ゆったりワルツでしたね~
と聴き込んだところで、ワルツ特集だとわかりました。

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ワルツで秋と言えば知ったメロディが浮かんでくるものですが、
Tommyさんは これをオリジナルでやってくれる。
Pas de Deux de Minuit.
歌なくともシャンソンで、知らないけれど街角の風景がいっぱい浮かびました。

小林さんのオリジナルは "はちみつピザ"
ワルツではなく、6/8ですかね~
タイトル軽いのに、中身はずっしりジャズっぽさ 感じた一曲でした。

後半は知ってる曲出てきました。"深海魚のワルツ", 何の違和感もなく、元々リズムは
何だった~? な話です。

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La Balancoire, これは Tommyさんが2管の為に書かれた作品。
松井さんの役割はあらかじめ決まっているんですが、それにしても息ピッタリです。

小林さんのオリジナルふたつめは "Morning feeling"
そんなにワルツらしくはないんですが、やはり3/4.
これは落ち着いた日常風景。
でも、穏やかな心境で曲が浮かぶことはない... なんて話もありましたね。

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どこか和風を感じさせる flute で始まるのは "Flower Crown"- Y. Matsui -
この曲のデキの良さは帰り道にたっぷり味わいました。スローなワルツで、
一度聴いたら忘れないいいメロディです。

ラストはテンポ変わって 雪見酒 - Tommy -
これもワルツだったんですね。でも、ひたすら明るくて、ラストにピッタリ。
因みに、曲順を決めたのは松井さん 小林さん 2名で、とのことです。

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アンコールは "シノノメサカタザメに乗って".
これもワルツでしたね~って言うか、Tommyさんは元々ワルツ多かったんですね。

新たなトリオでワルツ特集に取り組まれたこと、誠に納得です。
それにしてもすべてが瑞々しく、お洒落で、秋にはこんなの聴いてみたい... が
次々出てきたいいライブでした。

記念写真。
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そして手に入れた New Album.
今夜も次の夜も楽しめます。
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