2019/07/28 京都文化博物館

猛暑の始まりの日の午後、京都の街中は祭りも終わったというのに賑わっています。
目的地は京都文博。駅から近いので暑いのは一寸の辛抱。

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みんな同じ想いだったのか、開演25分前に着きましたが、既に大勢のお客さんで
こちらも賑わってました。

京都弦楽合奏団のサマーコンサートです。
昨年はあいにく多忙で行けなかったので、夏は初めてです。
はじめの挨拶で全員が登場されました。
衣装は上が白、下が黒で統一、夏らしく決まった姿は何ともカッコいいです。

演奏ははじめにカルテットで2曲。

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ビオラがなく、コントラバスが入る編成で、弦楽のためのソナタ第3番 G. Rossini.
そのコントラバスとチェロによる低音のメロディにヴァイオリンが絡むという
珍しい感覚でした。


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弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18-4 Beethoven.
これは私のコレクションにも入っている曲なので、生音を素直に楽しみました。
Beethoven の四重奏を聴いてよく感じることですが、交響曲のパートのように
聞こえる... 短調に激情が込められている... 等々、感じること多い演奏でした。

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3曲目は全員登場 (アングル難しく、右端数名しか写ってませんが) で、
二つの悲しき旋律 E. Grieg.
短い曲でしたが、景色が見えてきそうな美しいメロディでした。

休憩を挟んで後半へ。

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ちょっと本格的な弦楽合奏曲が2曲。

レクイエム弦楽四重奏版より Mozart. これを合奏曲にアレンジしたもの。
Mozart を聴くたびに、曲の完成度高いと常々感じるのですが、
これは晩年の作で、究極の完成度。
7曲続きましたが、1曲ごとにいい味ありました。

最後は、コンチェルト・グロッソ ニ長調Op.6-5 Handel.
曲目案内でお話ありましたが、この日の演奏の中で、最も昔の曲です。
バロックですね~
落ち着きあるし、洗練されたメロディ。
景色は現実ではなく、ドラクエに出てくる中世が思い浮かんだのでありました。

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最後のご挨拶でお開きとなりました。
いつも思うことですが、今回も名司会、名進行役でありました。

プログラム:
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