2018/06/10 Event Space Kyoto

梅雨に入って3日目になるか... 小雨降るけれど傘要らず。
昼下がり、そんな出かけやすい所に、お誘い頂いて行ってまいりました。

アンサンブル サウンドドレスの企画と演奏は毎回楽しみで、
今回の出し物は ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8番。

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ショスタコーヴィチは私にとって難もののひとつ。
いつものように You Tube で下調べして、やっぱり暗いな~ の実感。

この大方の客の感覚を知った上で、メンバーの対応がいつも丁寧で、
難曲っぽくても聴いてみようという気持ちになります。

はじめに楽曲の背景など、長めの解説があり、その後 演奏は始まりました。

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1st & 2nd violin.

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Viola & cello.

レ ミ♭ ド シ で始まる第1楽章, 独特の響きですが音名象徴と聞けばなるほどです。
しかし、如何にも重くて暗い始まりです。

解説は楽章ごとで、第2楽章は戦場のドレスデン。
これが大迫力で4人の演奏とは思えないほどなんですが、恐怖と惨禍の世界でした。

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第3楽章は忍び寄るノック音。
映画で見る恐怖もの、実は怖いもの見せないのが極意と思うのですが、
この楽章はそんな趣きありました。

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楽曲は ~ファシズムと戦争の犠牲者に捧げる~ とされ、
それと重ね合わせて圧政に追い込まれる作者。そういう暗~いイメージで4, 5楽章は
成り立っていました。
楽譜には休止符が至る所にあるのでしょう。
弓の動き? それとも目で合図?
ピタ~っと合うものなんだと、感心して見入っておりました。

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通常コンサートでは 1~5楽章切れ目なしなんだそうですが、
分割盤はわかりやすくてよかったです。

アンコールはポルカと紹介されて、ピチカートで始まる小品でした。
... なのに明るい曲ではない。
後で伺うと、これもショスタコーヴィチで、やっぱり... う~んなるほど
という感覚で終わりました。

因みに、会場は結婚式のパーティー等で使われるなかなか豪華な部屋。
ほぼ黒統一の衣装がしっくり合ってるいい眺めでありました。



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