2020/09/17 Le Club Jazz

季節の変わり目と、マスク蒸れで、いまいち調子が出ない毎日ですが、
昨夜は気分転換を兼ねて、久しぶりに出かけました。
ル・クラブは広いから social distance は十分で、安心材料ですね。

ライブは2月以来の FFtrio.
フライヤにこの名前書かれてますが、"FF" が何だかもう忘れました。

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MCが控えめで、ほぼタイトルだけ。
調べる方はど~ぞって感じなので、私はこまめに調べたりしてます。

前半のセットリストは、
There Is No Greater Love - Isham Jones -
For Carl - Leroy Vinnegar -
Juicy Lucy - H. Silver -
Theme for Ernie - Fred Lacey -
I Mean You - T. Monk -

はじめがスタンダードで、2曲目はピアニストCarl Perkins をしのぶ作品、
後はピアニストの作品 ですね。
4曲目は Coltrane の名演から引き出されたものでしょう。

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For Carl は初めて聴きました。物憂げなワルツのメロディは耳に残りますね~
Juicy Lucy は如何にも Silver らしい楽しいメロディ.
Theme for Ernie は華麗なバラッドに仕上がってました。
I Mean You, 「 あなたのことだよ。」くらいの軽~いメロディですが、
ドラムスの始めのリズムで、既になんか言ってる... みたいな面白さありました。

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後半はこんな曲が出てきました。
My Little Suede Shoes - C. Parker -
Clockwise - C. Walton -
Good Bait - C. Basie, T. Dameron -
Abdullah - Elmo Hope -
Autumn in New York - Vernon Duke

パターンは前半と同様で、スタンダードは最後に移動。

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何て言ってもご機嫌なのは、My Little Suede Shoes.
ピアノトリオで聴くのは初めてでした。できるはず... なのにと思ってましたが、
やっぱりできました。それも抜群のデキです。

Clockwise, 意味は「時計回り」なんだそうです。元は4ビートだったみたいですが、
演奏はワルツでした。何にしてもユニークな曲でした。

Good Bait, これは Coltrane の音色がすぐ思い出されるメロディ。
トリオ盤にするためのアレンジはリズムにありました。如何にもドラマーさん
リーダーだけのこと あります。

Abdullah, これは初めて... と言ってもハードバップサウンドですから、すぐ乗れますね~
のスイング感でした。

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ラストがようやく季節もので、Autumn in New York.
これは笹井さんの肝いり.. なんて感じの ピアノのバースで始まり、なかほどのアドリブも
彼女の世界。支える二人も意気投合して、秋を演出する見事な展開で、エンディングまで
緊張感たっぷりの名演でした。

アンコールは季節をさらに進めてということで、Stella by Starlight.
アップテンポで賑やかな幕引きとなりました。

今回のテーマはナニって聞き忘れましたが、概ね '50s のトリオアレンジでした。
材料は捜せばなんぼでもありそうですが、いい形に仕上げたものを聴かせてもらうのは
ありがたいですね。

記念写真でおしまいです。

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