2010/08/20 RAG

記録を調べてみなければわからないが、本日の京都の暑さは最高潮。
「夏!といえばユキブラ!」なんて宣伝文句があったが、これピッタリでした。

バンド名は、YUKI BRASIL PROJECT.
メンバーのお名前は、下のチケット参照。

毎年夏一回の開催ながら、既に10回を超え、目標は50回なんだそうだ。
私は去年に続いての2度目で、甚だ新米の聴衆である。

回数重ねると選曲あれこれ悩まれるだろうが、
今回はAntonio Carlos Jobimを少なめにということであった。
かわりに多かったのはSergio Mendesに関わる曲、
おなじみの Mais Que Nada や 祈り(Laia Ladaia) など。
しかし、'60年代のアメリカナイズされたS. Mendesなんかより
土着を感じるユキブラならではの味のある音はまた格別。

Bud Shank作の Bonfa に捧げる曲が出てきた。
それまであまり意識しなかったのに、
今夜のフルートはどこか Bud Shank ふうで、
ついでに感じたのは
今夜のギターはどこか Charlie Byrd ふう。
感じ方は人それぞれなんだろうけど、
記憶に繋がる音っていうのは安心感。

ところで、初めて聴いた昨夏は、サンバ・ボサノバも
ライブでは迫力ある音なんだという印象が強かった。
で、今回の印象は、小刻みなリズムを丁寧に繋いだ
バランスのいい音。

あとまだ数十回続くということだから、今後の期待も書いておこう。
サンバの世界にもサンバ・カンソンなんて分野があり、
「この世から灯りが消えた」みたいな暗く悲しい曲がある。
一度だけ体験したのだが、シャンソンのライブでは曲ごとに
世界がそして空気がかわる。
そんな悲しい曲を Yuki さんが歌ったら涙もの。
いつか聴いてみたいです。

さて、写真はここのライブは撮影・録音禁止の為、
終演後の記念写真だけ。

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また来夏を楽しみにします。





2010/08/17 Le Club Jazz

「藤井美智の音楽家族」という情報サイト
http://fujii-michi-world.blog.so-net.ne.jp/
があり、そこに出てきた懐かしいお名前, Joe Hunt.
実は、長年Stan Getzのファンで、なかでも好きだったのは
"Getz Au Go Go featuring Astrud Gilberto"
曲順まで覚えているほどよく聴いたLPで、そのドラマーさんに
会えるというだけで楽しみにしていました。

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そう、この方がJoe Huntさん。
開演前に「フォトグラファーさんです」と美智さんに紹介して頂いて、
思わず、上のアルバムタイトルを彼に告げたら、
「オープニングにSummertimeやります!」って、いきなり嬉しいお言葉。

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メンバーは左から
Yuka Hunt, piano; Michi Fujii, trumpet; Sho Shibata, bass; Joe Hunt, drums.
Summertimeは、Chuck Israelsのアレンジと紹介ありましたが、
いやはや、Getz Au Go Go と同じ出だし。
JazzやSambaを好きになりかけた昔の日々にタイムスリップ した気分でした。

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出てくる曲は、はじめはやや軽め。
カエルの唄や、越前のイカの唄、Yukaさんによる軽快なワルツなど。

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いろんな叩き方でいろんな音。小刻みにペシッ,ペシッ,ペシッとやられると
目も耳も釘付け。視線の先は、概ねピアノですかね~?

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次から次へと曲は出てきて、2ステージで120分は超えていたような感じ。
Ellingtonモノ2曲にCole Porterが2曲、珍しいところではOrnette Colemanのややハードな
ナンバーもあり。左の写真のとおり、歌も聴けました。

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MCはHuntさんで、Yukaさんが通訳。なごむひとときでした。

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終盤に、Michiさんをフューチャーした見事なballad, "Polka Dots and Moonbeams".
すべての楽器が渾身の音という感じでした。

おしまいは、フォトセッション。
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来年夏もまたあるそうです。
楽しみがまたひとつ増えました。


2010/08/16 bluenote

京都は、この夜五山に火が点る大文字送り火。
浴衣にうちわという夏の風情が街中で賑わっている。
ブルーノートでは、DAIMONJI OKURIBI LIVE.
こちらも恒例で、もう10年あまり続いているらしい。

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Flute quartet. 楽器の編成がどことなく「涼」を感じさせるが、
実体は「涼」は程々で、暑い場面多数あり。

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演奏曲は既に、
http://kiyofl.blog32.fc2.com/blog-entry-201.html
に記されているのだが、
わりとよく耳にする Some Other Time. は聴くたびに、より美しく変貌している。
そして、ライブ歴二年で初めて耳にしたのは、
Violets For Your Furs.
甘美なメロディはこのグループにぴったり。

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2nd. stage は、若干テンションが上がった。
リーダー氏の古いお知り合いが客席に来られていたのである。
さもありなん。。。
ぜひ記念写真には入って頂こうと思ったけれど、
タイミング合わず実現できませんでした。

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次回はクリスマス・ライブとのことです。
どのライブに行こうかといろいろ悩ませて頂きますが、
このグループは私にとって「ホーム」。
末永く続くことを期待しましょう。




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